手前に食わせる飯はあるけども【文スト】

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なんか、探偵社って意外とほのぼのしてんだな…

先刻からお世辞ばかりだし…

「そ、そんな…照れるぞ」

顔を隠す為に、下を向く

「わぁ……」

「太宰に会わせたら一番イケないタイプの人間だ…」

兄貴は暢気にドーナツをまた齧る

あ、もう無いなドーナッツ

ン、てか

「太宰？」

「嗚呼、太宰っていって探偵社の人間でサボり魔で自 殺マニアね」

「駄目人間じゃねぇか」

何だソイツ…

でも……何処かで、否

会った事有ったか？

ま、いっか

「ところで、大丈夫なのか？仕事」

こんな大勢で来るのは別に構わないが、社は数人だろ？

「大丈夫じゃないねー…」

「そんな暢気に言っても良いのか…？」

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「コラ太宰！！皆が居ない分、俺達で仕事を進めるぞ！！」

「えぇー！！何で皆居ないのさ！」

「丁度良い
この前の報告書も序に書いてもらおうｋって太宰ー！！逃げるなー！！」

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「ホントは申し訳無いですけど」

敦は困り顔でココアを両手でゆっくり飲む

「む、
じゃあ残れって話だろ」

「え…ええと
それはー…」

顔を赤くし、目を泳がせる

「…如何した」

「ええと」

顔真っ赤だぞ…

ココア、辛かったか？

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