手前に食わせる飯はあるけども【文スト】

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「牛丼おかわりです！！」

「パフェおかわり…」

急に鏡花？と賢治が俺に手を上げて言う

こ、子供…子供だ！

眼を輝かせてる…

「可愛いなぁ、お前ら……サービスしちゃおっかなぁ」

つい言ってしまった

「え…えと、大盛でお願いします」

「わーい！」

二人は嬉しそうに頬を赤くした

わぁ、子供だ！

和み！！何年振りだこの野郎！！

「Aちゃんは子供好きなんだねー」

「お、おう……可愛いのは大好きだ！」

乱歩の兄貴はドーナツ片手に少々頬を膨らませて二人を少し睨む

「羨ましいなー！僕だってー可愛いじゃーん！子供っぽくて！」

「あんた前に26って言ったろうが…」

それに谷崎が苦笑して

「良いですね…きっといい奥さんになりますよ」

「ふぇっ！？！？」

「え？」

何か不味い事言いました？とおどおど不安そうに聞いてくる

「う、嬉しかねぇよ…」

「ツンデレ…」

パフェ食いながら無表情で鏡花が俺に向かってそう言う

前も聞いたな…

ツンデレってマジで何だ？

「ま、まぁそうだな…将来？
そうだな…八人位子供産んで、あ、女の子は多い方が良いな…
ご近所にはおしどり夫婦って噂されて…まただねって、言うような…
そして…夫が帰ってくるまで、俺一人待ってて…おかえりって言う
そんな奥さんに、俺はなりたい…！」

俺の理想だ！

それを聞いて他の奴は

「女子だ…」

「乙女の塊だ」

「夫さんは幸だろうなぁ」

って言ってくる

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