79話 ページ29
場所は式場から少し歩いた所にある有名なレストラン、そこには大きなホールがあり国内でも有名な披露宴会場だと言われている
明「じゃあ俺達からくーちゃん先輩達にプレゼントがあります!じゃあウッキー準備よろしく!」
遊「じゃあ再生します!」
プロジェクターが映し出したのは私達の幼少期から今に至るまでの動画だった。よくこんなに写真集められたなって感心しちゃった
『あ!泣き虫宗ちゃんの写真まであるじゃんフフッ』
斎「み、見ないでくれ!/////」
鬼「ははっ!懐かしいなァ」
式は大いに盛り上がり残すは花嫁から親への感謝の手紙
「ではここで新婦様からご両親へ感謝の手紙を読んでいただきます」
『はい…』
あぁ…緊張しすぎだ…ドキドキ止まんない
鬼「大丈夫だ、俺らが傍にいるよニカッ」
斎「安心して気持ちを伝えておくれフフッ」
『ありがと二人とも…じゃあ…』
パパ・お父さん・ママ・お母さんへ
こうやって手紙にするのは初めてだから凄く今緊張しています。伝えたい事が多すぎて紙にうまくまとめられないのでその中で一番言いたいことを伝えます。ここまで大事に育ててくれて、沢山の愛情をありがとうっ…いっぱいわがまま言って困らせてごめんね?時には私が心無いこと言って傷つけてしまってごめんなさいっ…
せっかく泣かないように我慢したのに…やっぱ無理だよっ…
『ヒックっヒックっ…うぅっ…』
お父さんとお母さん、ここまで育ててくれてありがとう。本当の子供のように…愛してくれてありがとっ…にぃに達と琳音と会わせてくれてありがと!大好き!
深琴「私こそっ…ありがとね…」
琉彩「ううっ…俺こそ沢山の愛情を貰ってるよ…」
ママ・パパへ
ママとパパと過ごした時間は短かったけどその時間はとても濃密で、大袈裟かもしれないけど空白の時間を一瞬で埋めるくらい…そんな気がしたよ。…私、ママが教えてくれたこと今やっと分かったんだ。"運命の人って言うのは突然現れる訳じゃない、互いを思いあって積み重ねた時間が相手を運命の人にする" "この人の為なら死んでもいいじゃなくてこの人の為に精一杯生きよう"って言葉、最近になって気づけたの。やっぱりママは凄いね、そんなママが大好きで私の一番の憧れです!パパ、少し涙脆くて負けず嫌い、そしてママを世界で一番愛している…そんなパパが大好きです!ママと私、好きになった人似てるかもね?
洸華「覚えててくれたのね…フフッ」
琉楓「やばい無理涙止まんないよっ…ううっ…」
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作者名:ライライ | 作成日時:2020年12月5日 9時