67話 ページ17
琳「んーこれは最愛の恋人を傷つけてしまった女性が過ちを悔い離れてしまった彼へ想いを伝える曲なんだ。"私を捨てないで、あなたがいないと生きていけないの、私の全てはあなただけなの…"って感じかな?」
それって…
琳音ちんは俺の考えが分かったみたいで優しく微笑んだ
琳「
仁「琳音ちん…」
琳「ほら、あいつら見てみろよなず」
琳音ちんに言われお師さんと紅郎ちんの方を見ると、二人とも胸を押えお師さんに至っては泣いていた。
鬼「______」
斎「______」
ここからじゃ二人の会話が聞こえない…話し終えた二人は琉楓さんに何か言いその場から離れて行った
仁「っ!まさかあいつらあかりの所に向かったんじゃ…」
琳「きっとそうだろうねフフッ」
あ「嬉しそうですね琳音先輩フフッ」
琳「まぁね〜あの後どうなるか想像したら楽しくなっちゃったフフッ」
その表情は愛する姉を想う優しいもので隣に座ってたあんずが顔を真っ赤にさせていた
そうだな…あいつらに喧嘩なんて似合わないな。ずっと笑っててほしい
仁兎side end
あかりside
数曲歌い終え第一幕が終了し十五分の休憩に入った
幕が閉じたと同時に客席にいたはずの紅郎と宗が私の元にやってきた
斎「うぅっ…すまないのだよ…僕達があかりを捨てるわけないじゃないか!」ギュッ
鬼「ごめんな…ごめんなあかり…俺達が悪かった…怒ってごめんな?お前の気持ちもちゃんと考えてやればよかった」ギュッ
『そんなことない…悪いのは私なの。あんな事言った私が悪いのに…二人は間違ってないよ…ううっ…ヒック…ヒック…いらないなんて、大嫌いなんて思ってないのに…私…ママに嫉妬して二人の気持ちなんて考えてなかったっ…大好きだよ、愛してる。私には宗と紅郎がいないと生きていけないのぉ…ヒック…ヒック…うわぁぁぁぁん…グスッ』
鬼「俺達の全てはあかりだけのもんだ。離れてって言われたって絶対に離してやんねぇよニカッ」
斎「僕だって…あかりがいないと生きていけないのだよ。愛してる…ずっと一緒だよニコッ」
『うん…うんずっと一緒にいよーねヘヘッ/////』
ずっと私達のやり取りを見てたママとお兄ちゃんはうっすら涙を浮かべていた
洸華「仲直り出来て良かったわねあかりフフッ」
暁翔「うぅ…もう交際を認めるしかないじゃんか…」
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作者名:ライライ | 作成日時:2020年12月5日 9時