検索窓
今日:3 hit、昨日:13 hit、合計:14,078 hit

67話 ページ17

琳「んーこれは最愛の恋人を傷つけてしまった女性が過ちを悔い離れてしまった彼へ想いを伝える曲なんだ。"私を捨てないで、あなたがいないと生きていけないの、私の全てはあなただけなの…"って感じかな?」

それって…

琳音ちんは俺の考えが分かったみたいで優しく微笑んだ

琳「ウィーン(ここ)で使われていないフランス語であえてこの曲を歌ったのはあの二人のためだけに向けられたものだから…こんなにまであかりに想われてるあいつら見てると少し妬けちゃうよなニコッ」

仁「琳音ちん…」

琳「ほら、あいつら見てみろよなず」

琳音ちんに言われお師さんと紅郎ちんの方を見ると、二人とも胸を押えお師さんに至っては泣いていた。

鬼「______」

斎「______」

ここからじゃ二人の会話が聞こえない…話し終えた二人は琉楓さんに何か言いその場から離れて行った

仁「っ!まさかあいつらあかりの所に向かったんじゃ…」

琳「きっとそうだろうねフフッ」

あ「嬉しそうですね琳音先輩フフッ」

琳「まぁね〜あの後どうなるか想像したら楽しくなっちゃったフフッ」

その表情は愛する姉を想う優しいもので隣に座ってたあんずが顔を真っ赤にさせていた

そうだな…あいつらに喧嘩なんて似合わないな。ずっと笑っててほしい

仁兎side end

あかりside

数曲歌い終え第一幕が終了し十五分の休憩に入った

幕が閉じたと同時に客席にいたはずの紅郎と宗が私の元にやってきた

斎「うぅっ…すまないのだよ…僕達があかりを捨てるわけないじゃないか!」ギュッ

鬼「ごめんな…ごめんなあかり…俺達が悪かった…怒ってごめんな?お前の気持ちもちゃんと考えてやればよかった」ギュッ

『そんなことない…悪いのは私なの。あんな事言った私が悪いのに…二人は間違ってないよ…ううっ…ヒック…ヒック…いらないなんて、大嫌いなんて思ってないのに…私…ママに嫉妬して二人の気持ちなんて考えてなかったっ…大好きだよ、愛してる。私には宗と紅郎がいないと生きていけないのぉ…ヒック…ヒック…うわぁぁぁぁん…グスッ』

鬼「俺達の全てはあかりだけのもんだ。離れてって言われたって絶対に離してやんねぇよニカッ」

斎「僕だって…あかりがいないと生きていけないのだよ。愛してる…ずっと一緒だよニコッ」

『うん…うんずっと一緒にいよーねヘヘッ/////』

ずっと私達のやり取りを見てたママとお兄ちゃんはうっすら涙を浮かべていた

洸華「仲直り出来て良かったわねあかりフフッ」

暁翔「うぅ…もう交際を認めるしかないじゃんか…」

68話→←歌詞+66話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
44人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ライライ | 作成日時:2020年12月5日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。