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52話 ページ2

琉彩さんを見る琳音のあんな冷たい目…自分がそう見られてるんじゃねぇってのに体が竦んじまうな

斎「待ちたまえ琳音!…なんなのだ一体!この僕を無視するなんて…」

鬼「琉彩さん何があったか話してくれねぇか?」

琉彩「…あぁそうだな。さっきな______」

聞かされたのは想像を絶するものだった

斎「そんなっ…」

鬼「あかり…」

あかりに会いてぇ…弱ってるあいつを一人にさせたくねぇ…けど俺達がいってどうにかなるのか…?

斎「りゅーくん!!今すぐあかりに会いに向かうのだよ!」

鬼「そりゃあ行きてぇけど俺達が行ってどうにかなるか「あかりが傷ついて泣いてる時に傍にいなくてどうするのだね!?行くよりゅーくん!!」っは…そうだよな。どうにかなるかなんてそんなんやってみねぇと分かんねぇよな…悪いないっちゃん」

斎「ふん…」

鬼「つうかそもそもあかりが何処に行ったか分からなくねぇか?」

斎「ふふん!僕を誰だと思っているのだね?こんな事もあろうかとあかりの携帯にGPSを忍ばせてある!それを辿れば行先など朝飯前なのだよ」

鬼「いやお前それ…いや何も言わねぇよもうハァ…」

今回は緊急時だからとやかく言わねぇけどそれ普通にアウトだろ。こいついつか絶対に法に触れることしでかすぞ…

prrrrr

斎「おや?誰からだい…ってあかりじゃないか!!もしもしあかり!?」

鬼「おい勝手に人の携帯に出んなよ!もしもしあかりか?」

俺の携帯を奪い返し声をかけると、予想してたより元気そうな声が聞けた

『(あ、もしもし紅郎?宗の様子だとさっきの事知らされたみたいね…今日の約束破ってごめんね?それで…あの…二人とも来週の土曜日予定ないって言ってたじゃん?でさ…「お兄ちゃんが代わりに伝えてあげるよ、もしもし?君ともう一人の子と…あとは友達も連れてきてもいい。来週の土曜日、ウィーンの○○ホールで演奏会が開かれるんだ、それに君達を招待してあげるから!チケットは事務所宛に送ってあげる。ウィーンにもES専用の空港があるだろ?それでおいで。はいお兄ちゃんが言ってあげたよ俺の可愛い天使ちゃんチュッ))」だ、だからチュウしないでって暁翔お兄ちゃん…恥ずかしい。あ、ごめんね紅郎そう言うことだから…待ってる「は〜い電話はもうお終いピッ」)』

言いたいことだけ言って一方的に切った暁翔とか言う奴…そいつがあかりの兄貴か

鬼「つうかチュウって何だよ!李琥さんや環さんですらそんなしてるの見たことねぇってのに…兄貴だからって…」

斎「暁翔…?」

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作者名:ライライ | 作成日時:2020年12月5日 9時

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