30曲目 ページ41
銃兎side
『はぁ〜やっぱ身体に染みる…』
店に入って2時間くらい経っても変わらずグイッと豪快に酒を飲み干し、運ばれてきた飯を食べるAを横目に俺も酒を飲んでいく。
こいつ見た目の割に飲むんだな……。
どうやら俺はワインしか飲めないと思っていたらしく謝られたが別に好みはない。
『あ、待ってください、銃兎さんお酒飲んだら車乗れないですよね？』
どうするんですか？と聞いてくるAに、今更だなと思いながら金のかからない代行があるからな。と言う。
まぁ、そいつの機嫌が悪かったら無理だけどな。
『さっきの話、銃兎さんは今付き合ってる人居ないんですか？』
｢さぁ…どう思いますか？｣
勿論、居たら女と2人でご飯なんて行く訳が無いしそもそも俺はこいつが……っと、あまり色々考えるのは辞めにしよう…。
『ん〜…でも銃兎さん彼女いたら私なんかと来ませんよねぇ〜』
｢ふっ、まぁそれもそうだな｣
『っていうか聞いてくれません〜？今日もあのハゲクソ上司が私と独歩さんに仕事を』
っていうか、こいつ酒飲み過ぎじゃないか？
この店に入ってから止めることなく飲んでる気がする。
｢おい、そんな飲んで大丈夫なのか？｣
『うん、だいじょび〜』
…酔ってやがるこのガキ。
見るといつの間に頼んでいたのか空いたグラスが何個もあって、ほんのり頬は赤く、目が潤んでいる。
『銃兎さん飲んでます？？』
やめろ。そんな目で見るな。
｢っ、大丈夫だ｣
『でも顔が少し赤いような気が…酔ってます？』
向かいに座っているAがグイッとネクタイを引っ張ってきて顔を覗き込んでくる。
顔が近くて、髪のいい香りが漂い酒も少し回ってきたのかクラクラする。
｢チッ、うるせぇこのクソガキ。ったく、やめだ、出るぞ。｣
頭を冷やすために一旦外に出て他のところで飲み直そうとAの腕を掴む。
『あっ、お金』
｢俺が払う。｣
ほんとに女に払わせるかよ。と思いつつ財布を出そうとするのを止める。
そして�犇發里�からない代行�瓩泙〆固蝋錣覆鵑世�、左馬刻に電話をかけ呼び出す。
幸いAの名前を聞いた時機嫌が良くなったから助かったものの…面倒な奴を呼んだかもしれないと後悔する。
あの様子じゃ車の中で待ってろっつっても一緒についてきそうだな…。と思いながら外に一歩出る。
『…あれ、雨降ってきてません？』
｢あ？…まじか……｣
そう言ってる内に段々と雨脚が強くなってきてAを連れ屋根のある場所へ移動する。
遅せぇな…早く来いよボンクラが……
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にゅーとん - 銃兎さん…鼻血） (2021年6月19日 0時) (
レス) id: 7179999a63 (このIDを非表示/違反報告)
にゃっ太 - ルアさん» とルアさんこんにちは、作者様ではなく申し訳ございません。独歩の一人称ですが、関わる相手によって『私』、『僕』、『俺』に変わっていた気がします。コメント失礼しました。 (2019年2月19日 17時) (レス) id: c8a9b4a817 (このIDを非表示/違反報告)
ルア - ん…？独歩は一人称俺だったか気が… (2018年11月11日 23時) (レス) id: 1942f38c99 (このIDを非表示/違反報告)
たかはし(プロフ) - これめっちゃ面白いです！少し気になったのですが、4曲目の頭が上がらない、は使い方が違うと思います。意味は「何度お礼をしても足りないくらい感謝している、または常に迷惑をかけているなど申し訳ない気持ち」を表すと思います。違ったら本っ当にごめんなさい！！ (2018年9月15日 20時) (レス) id: b1c8d6ac09 (このIDを非表示/違反報告)
飴うさぎ。(プロフ) - 「女性恐怖症は発症されていた」はおかしいかと。「は」だと、病気が複数あるように思えてしまいます。「最初は(名前)にも女性恐怖症が発症されていたが」など、少し文を変えてみてはいかがでしょう。 (2018年8月31日 7時) (レス) id: 719b9efe66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽちねこ | 作成日時：2018年5月18日 0時
