…また、短編集出したんっすか…？【d!】 (ページ6)

今日:6 hit、昨日:13 hit、合計:30,248 hit

・ページ6

A目線

それからも暴力は続いた。

ut｢僕はもう触るのさえも嫌やからなー？コネシマ、頼んだで。｣
kn｢おう！｣

ｻﾞｼｭｯ

頬を切られる。

kn｢はー、ほんまにいつ出てくん？｣
A『私は、裏切り者じゃない！』

kn｢お前が裏切り者や、ろっ！｣

ﾄﾞｶﾞｯ

A『げほっ、…信じてくれる人達がいる、から。』

ロボロとか、トントンとか、ショッピ君とか…

kn｢信じてない奴の方が多いのに？｣
ut｢もうこいつ、生きてる意味ないやろ。こいつに使ってる時間が無駄や。もう、行こ。｣

kn｢ま、そうやな。｣

ｽﾀｽﾀ

A『………もう誰も、信じてくれないのかな…』
tn｢そんなことないっ！｣
A『と、んとん。』

tn｢少なくとも、俺が味方や！｣ｷﾞｭｯ
A『ありがとう。…でも、もういいよ。』
A『私がいるから、ここの幹部たちも、少しずつ仲違いが起こり始めてる。』

tn｢っ！…そんなん、あいつらを説得すれば…！｣
A『無理だよ。きっと。』
A『私、眠いからもう寝るね。』

ｶﾞﾁｬｯ

ﾊﾟﾀﾝ…

A『生きてる意味…か。確かにないな。もう、ここにいる必要、ないもんね…』

ナイフを取り出す。
これ、懐かしいなぁ。
訓練中にゾムが、
｢これ、俺の愛用のナイフ！使ってみて！めっちゃ使いやすいから！｣
って言ってくれたやつだ。

…あの頃にはもう、戻れないもんね…

このナイフは傷つけたくないな。

A『ロボロ。聞こえてるでしょ？』
rb｢っ！盗聴機……ばれてたんか…｣

A『私のためでしょ？…今までありがとう。』
rb｢え？…っ！ちょっと待って！｣

鬱先生に進めてもらった、ハンドガンで、頭に狙いを定めて、撃った。

ﾊﾞﾝｯ

A『……』
rb｢Aっ！？ちょっと待ってて…すぐ行くから！｣

rb目線

嫌な予感がする。
こういう予感が外れたことは人生で1度もなかった。

ｶﾞﾁｬｯ

rb｢…Aっ！？……うぁぁぁ！…守りきれんかった…俺のせいや………うぅ……いや、俺が悲しんどる場合じゃない。｣
rb｢せめて、Aのために、今の幹部たちをどうにかしないと。｣

rb＜幹部、総統につぐ。至急Aの部屋に来てくれ。＞

俺はAの無念を晴らすために、皆をこの部屋に呼んだ。