…また、短編集出したんっすか…？【d!】 (ページ45)

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A目線

A『はぁ…』
？｢どうしたん？｣

距離感が近いし、男。
敬語すらも使ってないし。

A『気にしないでください…』
？｢気にするで。こんな可愛い子が悲しい顔しとるんやもん。あ、俺はショッピな。年下やろ？｣

A『…ショッピ、さん。本当に、いいです。』
syp｢せめて名前とか年齢とか教えてーな。｣
A『Aです。高校３年生です。』

syp｢やっぱり年下。そこでお茶してかへん？｣
A『はい…』

ｶﾗﾝｺﾛﾝ

？｢おっ！ショッピィ…それが噂の？｣
syp｢クソ先輩は黙っててください。あっちいこ。｣
A『はい。』

syp｢何か嫌なことでもあったん？俺で良ければ話聞くで？｣

なんだかこの人は信用できる気がした。

A『わたし、昔っから男運がないんです…教師に暴力、セクハラされて、初めての彼氏は浮気。』
syp｢ｯｯ！…すまん。そんな辛いことあったなんて…｣

A『いいんです。私が喋りたくて喋っただけですから。』
syp｢ありがとう。｣

ギュッと抱き締められる。
久しぶりの人肌、少し高めの体温に安心して涙が溢れてきた。

A『しょっ、ぴさん…』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
syp｢A、俺が一生守るから。俺と付き合ってくれ。｣

A『はい！』

syp｢じゃあ仕事行ってくるな～｣
A『いってらっしゃい！』

結局私はショッピ君の家にすんでいる。

やっぱりテレビにも私が行方不明になったことは報道されていないから、誰にも愛されていなかったのは事実。

でも、今はショッピ君が愛してくれている。
カップルは普通は女の子の方は家に繋がれているんだって。

私もおかしいと思ったけど、私は普通の恋愛をしたことがなかったから、ショッピ君を信じた。

ｶﾞﾁｬｯﾊﾟﾀﾝｯ

はやく、帰ってきてね。

syp目線

syp｢…はあ、かわええ。いつ言ったろう…｣

今までの不幸分は俺が愛したるな。
今までの不幸全部、俺が仕組んだんやから。

教師2人は脅したらすぐやってくれた。
けど、２人目は俺の愛しいAに本格的に手を出そうとしたから、殺した。

彼氏？ああ、あれはチーノ。
Aの好きそうな見た目の奴がチーノやからな。
浮気見たとき、チーノは誰と一緒にいたと思う？

女の子じゃないんよ、実は。
女の子っぽいって言ったらしにがみさんやろ。

流石に浮気なんて、友達にさせる訳にはいかんからな。

嗚呼、はやくもっと堕ちてくれ。
俺の最愛の彼女。