…また、短編集出したんっすか…？【d!】 (ページ43)

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そういう描写あるよ！苦手な人はバックしよう！

ﾄｻｯ

自分の目線が反転して視界がショッピ君でいっぱいになる。

syp｢あの、今日は激しくしてもいいですか？｣
A『え、うん。いいけど…』

めずらしいな。
いつもは、優しい感じなのに。

syp｢嫌だったら…すいません。｣ﾁｭｯ
A『！？！？？！？……ぁ……ん…………ふぁ』ﾌﾟﾊｯ

私は驚いた。だって、私達にはルールがあったから。
別に恋人ではないから、キスは絶対にしないし、欲求解消以外はプライベートで会わない。

はじめてのキスは、とても長かったような、とても短かったような…とにかく、甘かった。
でも、貪るような激しくて、寂しいキス。

A『ショッピ君？』
syp｢いや、何でも、ないっ…す。｣
A『そっか。』

ショッピ君はすごく複雑な表情をしていた。
私は何も聞かなかった。いや、聞けなかった。
恋人ではないから、これ以上は模索できないし。

A『しょぴ、君、来て？』
syp｢はい。｣

A『んぅっ』
syp｢は、きっつ…｣

行為中もショッピ君は複雑な表情を変えることはなかった。
私達はそのあと、一回絶頂しただけで今回は解散、ということになった。

あとはホテルから出て、すぐさよならって感じだ。
寂しい、次はいつ会えるのか。

syp｢あの、彼氏って、います、よね？｣
A『いや、いないよ？いたら、こんなことしないし。』

ショッピ君のことが好きになってから、そういう感情は他の男にむかなかった。

syp｢じゃあ、その、付き合いませんか、俺達。｣
A『え？』
syp｢いや、その、嫌だったら…全然…｣

嫌なわけないじゃん。
好きなんだから。

A『付き合っちゃおうか！』
syp｢…い、いいんですか？｣
A『デートよりも、告白よりも、キスよりも、体が先に繋がっちゃったカップルになるけど。…責任、とってくれる？』

syp｢はい！絶対に捨てたりなんかしません！全然、俺はいいんですけど、Aさんは？｣
A『全然へーき。』

そう言うとショッピ君は今までの曇った表情を嘘のように輝かせて、キスをしてきた。

さっきみたいに甘くて、時間が分からなくなった。けど、貪るような、寂しいキスじゃなくて、優しくて、蕩けるようなキスだった。