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包帯無駄遣い装置+α ページ2

とある初夏の探偵社__


『今日から本格的に暑くなる日が多くなる
でしょう』


テレビでお天気キャスターがそう云った

それを机に突っ伏し乍聞いてた太宰は
或事を思い付いた



太「くにきぃーだくーん!暑いからエアコン
  付けていーい?」


国「駄目だ、太宰。扇風機で我慢しろ」



書類やら資料を片付けている国木田は云った



太「えー」


国「エアコンが壊れてるから仕方ない
  だろう!駄々を捏ねる暇が有るなら
  報告書をさっさと片付けんかぁ‼」


太「ぶぅー」



エアコン無し、山積みの報告書。
所謂逃げ場が無いこの状況

再び机に突っ伏し、足をバタバタさせ乍
まるで子供の様に駄々を捏ねる有り様だ


それを見て呆れてか国木田が口を開いた



国「そんなに暑いならその包帯を
  どうにかしろ‼貴様という奴は…((ry」


太「(あー、国木田君まーた始まった…)」


国「そもそも、巻かなくてはいけない
  (まともな)理由が有るとは思えん」



眉毛をハの字にして聞く



与「それ妾も知りたいねぇ。」


太「与謝野女医(せんせい)…医者とし
  て、ですよね?」


与「当然じゃ無いか。まぁ、太宰の異能力が
  無ければ別だけどねぇ…困った異能だよ」



国「それよりも太宰、早く理由を云え。
  俺はお前と違って暇ではない」




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作者名:すみっこ | 作成日時:2017年5月19日 21時

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