私の理想の高校生活【歌い手】

理想の24話 ページ26

う「普段あんな感じなの？」


確認するように問われる。


『…まあ。』


観念したように私が答えると、

へぇ、と興味深そうにつぶやいた。


やめて私に興味を持たないで！！


さ「じゃあなんでそんな感じ悪いふりしてるの？」


そういう質問してくると思ってましたよ。


私とっても言いたくない！！


『別に、どうでもいいじゃないですか。』


佳奈が好きなら私に構うな！


私に構うぐらいなら佳奈に構え！


そして私にそれを見せてくれ！！


それ見えなかったら私ここ来た意味ない…。


う「えー。じゃあ、あとで教えてよ。」


ニヤ、と効果音がつきそうな顔で言ってくる。

いやあの…それ私にじゃなく佳奈に…。


『嫌です。』


そ「あ。」


私が断ると、つまんなさそうな顔をする浦田先輩。


そのあと思い出したように一ノ瀬先輩が言う。


そ「もう下校時間だ。」


その一言にみんなが急いで片付けを始める。


私と佳奈もできる限り手伝った。



片付けが終わって終わりのあいさつをする。


そ「今日の部活はここまで。お疲れさまでした。」


「「「「お疲れ様でした。」」」」


一ノ瀬先輩の言葉に続いて復唱する。



私はかばんをもって音楽室をでる。


佳奈は私と反対の方向で一緒には帰れない。


相川先輩と一ノ瀬先輩と佳奈は幼馴染で家が近いらしく、

一緒に帰っていった。


つまり、私と同じ方向なのは＿＿＿＿＿





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う「いやーまさかAちゃんと同じ方向だったとは。」


さ「これで理由きけるね！」



浦田先輩と坂田先輩でした。

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