私の理想の高校生活【歌い手】

理想の18話 ページ20

『はぁー…。』


菜「ふふw」


菜月の威圧に負けて入ることを了承してしまった。


だいたいなんで私が…。

やっぱ思い通りにはいかないのか…。


多少の犠牲は必要なのか…。


『向こうがまた誘ってきたらだよ？』


菜「絶対来る。」


流石に断っておいて自分から行くのはいやだ。


その条件をのんでもらって再び誘われたら入る、ということになった。


『いや、あんなに断ったんだし、来ないよ。』


来られたら困る。

私見てるだけでいい(´・ω・｀)



教室について弁当箱を片付ける。


席に戻って次の授業の準備をしていると


佳「Aちゃん！」


と佳奈に呼ばれた。


あっ(察し)


ちら、と菜月の方を見ると勝ち誇ったような顔をしていた。


今めっちゃ腹立った！！


『佳奈？何？』


あえて何も気づいてないかのように近づく。


佳「あ、えっとまふ先輩が呼んでる。」


『えっ。』


あ、まさか？

もう佳奈に近づかないでみたいなやつですかね。


え、それめっちゃ好都合！！

遠くから見えるやつ！！


佳「？まふ先輩廊下で待ってるよ。」


『あ、うん。ありがとう。』


言われたとおりに廊下に行くと女子が少し群がっていた。


ま「ごめんね、ちょっといい？」


周りにいる女子たちをどけ私に近づく。

女子に睨まれてるんですが。


『なんですか？』


ま「えっと…。ついてきてくれる？」


有無を言わせないような雰囲気で言われたら行くしかない。


『わかりました。』


少し警戒しながら私は相川先輩についていった。

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