日常 ページ9
nonside
とある平和な探偵社の昼休み。
国「A、昼食に行くぞ」
A「はい」
二人は一階の喫茶処『うずまき』ではなく、少し離れた元町の喫茶処へ向かった。
A「何故、『うずまき』ではなく此処に?」
国「彼処だと何処に太宰が仕掛けた盗聴器やら、盗撮カメラやらがあるか分からんならな。
今日は俺の奢りだ。
好きなだけ食え」
A「では遠慮なく」
Aはお品書きを眺め、珈琲と野菜のみのサンドウィッチを注文した。
650円である。←
国木田はハムの入ったサンドウィッチと珈琲を注文した。
670円である。←
A「其れで、
態々入った事の無い喫茶処で、
態々私の昼食を奢るという事は、
聞きたい事が有るのですね?」
店員に注文を伝え、注文したものが出てくるまでの間に話し始める。
国「嗚呼、
先日依頼人の秘書が"終焉のトート"の名を騙り、暗殺を企てた件についてだ。
あの時の異能"呪歌"は一体何だ?」
Aは出されていた水を口に含み、考える素振りを見せ、答えてくれた。
A「私が特二級危険異能者だという事は把握していますよね?
私がそう呼ばれる所以は、私の今持っている異能に関わります」
微かに前髪が揺れ、額を占領する火傷跡がちらついた。
国「今持っている異能?」
A「ええ」
其の頃、丁度出来たらしいサンドウィッチが卓の上に置かれる。
国・A「「頂きます」」
卓の上に置かれたサンドウィッチを咀嚼し、珈琲を飲み乍ら話を続けた。
A「先ずもっと早く云うべきだったのは、私の異能についてでしたね。
私が特二級危険異能者に成った理由は、
異能者では有ってはならない、
五つの異能を持っていることにあります。
裁きの鉄槌、
呪歌、
深緑の死神、
影の鎌、
血の祝福、
此れ等が私の異能です」
国「確かに、異能を複数持っている異能者は滅多にいないからな」
A「異能を五つ持っているだけではなく、
其の異能一つ一つが暴走したら街一つは余裕で破壊できるからです」
ゆっくりと食事を続ける二人。
そして、午後の業務に若干遅刻しかけた国木田であった。
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夜叉の子(プロフ) - 小説君さん» 有難うございます!『爆発』で国木田さんに夢主を平手打ちさせて、今、若干焦ってて…どうしよ (2018年1月4日 16時) (レス) id: 017f1a22fa (このIDを非表示/違反報告)
小説君(プロフ) - 国木田さん大好きでいつも見てます。お互い頑張りましょうね(*´∇`*) (2018年1月2日 22時) (レス) id: e8924cef62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜叉の子 | 作成日時:2017年11月17日 20時