9 残業 ページ10
広津side
今夜、中原幹部の邸宅へ招かれた。
此処で問題。
報われぬ恋の相談と惚気をどうすればいい?
相手は上司で在る五大幹部だ。
下手に応えれば物理的に頸が跳ぶ。
さあ、如何する。
……沈黙あるのみ。
只、共に呼ばれたこれまた上司で在る芥川殿も同じ立場だ。
唯一の救いは食事が美味い事だけだ。
後は、セキュリティが万全なだけ。
……これに関しては何時もの通りだ。
これに関しては。
そう、これに関しては。
もう一度言おう。
これに関しては。
大切な事なのでもう一度。
これに関しては。
立「しつこいぞ爺さん!」
失礼。
立「好い加減、諦めて残業終わらせろよ」
銀が頷いている。
若干傷ついた。
立「先に行った芥川を見習え。
歳食ってるなら、割り切れよ!」
だが断る←
立「周りをみろ!
爺さんの陰気オーラで新人が吐き気を催しているぞ!」
軟弱だな。
立「銀を見ろよ!
仕事の目で爺さんを見ているぞ!」
黙れ小僧!←
立「好い加減諦めろ。
今度、ロリk…
首領に頼んでみるから」
今、ロリコンッて言いかけたよな?
立「気のせいだ!
其れより、早く行けよ!
芥川が可哀想だろ!」
……逝ってきます。
立「おい!
漢字変換!」
気のせいだ。
いざ行かん。
ポートマフィアが、最も恐るべき死地へ。
立「其の科白使う場所間違えてる!」
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作者名:夜叉の子 | 作成日時:2017年10月2日 23時