361.言わなくていい… ページ11
ルナとウォヌくんが仲直りして
朝ごはんをみんなで食べて
ふたりは手を繋いで帰って行った
SN「なんだかんだラブラブだよなっ」
A「ふふっ。ね〜」
SN「俺とAもラブラブだよなぁ〜♡」
A「ん？ラブラブってのは恋人同士に使うんだよ。あたし達は仲良し。じゃない？」
SN「あのさ、正解は要らないのよ…そこはサラッとでいいだろよ…」
A「ダメだよ。スニョンすぐ勘違いするんだから」
SN「いやいや…勘違いさせろよ…」
A「ふふっ。ねぇ、今日何する？」
SN「ん〜…マッタリする」
A「いいね♡マッタリ」
SN「マッタリの準備しよっ」
スニョンはジュースをいれて
あたしはお菓子を用意して
今日は『天空の城ラピュタ』鑑賞に決めた
A「行くよ」
SN「ラジャー!!」
DVDをデッキに入れてソファに座ったら
スニョンは手を繋いだ
今までは気にならなかった行為がやたら気になる…
でも始まってしまえば気になってたはずなのに
ふたりして夢中になっていた
SN「シータ〜!!」
A「パズー!!」
ぎゅっ
抱き合ったまま見続けて
滅びの呪文を唱えた「バルス…」
いつもならここで離れる筈のスニョンが離れない…
TVから視線をスニョンに向けたら目が合った
視線を外せずにいたら
ちゅっ
A「なっ！…/////」
ちゅっ…ちゅ……
A「…スニョっ……っ！」
ちゅっ……っん…ちゅ……
SN「A…大好き」
A「スニョン…」
あたしの首に顔を埋めたスニョン
無理矢理キスをしたあの日とは違うスニョン…
A「スニョン…あたしっ！…」
SN「言わないで…言わなくていい…」
ぎゅっ
抱きしめる腕に力が入ってさっきよりも強く抱かれる
スニョンの気持ちが痛い程伝わる…
A「スニョン…」
あたし…ちゃんとこたえを見つけるから…
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 56人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽけ | 作成日時：2022年2月25日 11時
