【進撃の巨人】憲兵の狙撃手２ (ページ22)

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８７話ページ22

きっと、あの子だ。

確信は持てないけど、

『(証拠がないと、憲兵団も動けないしねぇ・・・。)』

そんなことを考えているうちにエルヴィンの元へ着いた。

『エルヴィーン。』

エルヴィン「・・・どうしたんだ？」

リヴァイ「女型にさらわれていくのを取り返した。」

『とりあえず、救護班のところに連れて行っとくね。』

エルヴィン「あぁ、助かるよ。」

リヴァイ「・・・よくあの身長で横抱きにできるな。」←

エルヴィン「おや、リヴァイも思っていたのか。」←

『よし、２人とも歯ァ食いしばれ。削いでやる。』←

・

・

エルヴィン「よし、そろそろ行こうか。」

『さすがに、帰りは出てこないよね。』

エルヴィン「あぁ、A。君の配置は最前列だ。」

『へいへい。』

・

・

しばらく進んだ。

もう少しで壁に着く、というところで、

「きょ、巨人だ！」

「まずい、追いつかれるぞ！」

全「！！」

『ちょっと見てくる！』

リヴァイ「・・・チッ。」

『・・・やっぱり、リヴァさんは行けないか。』

リヴァイ「あぁ？」

『足、ケガしてるんでしょ？』

リヴァイ「・・・。」

『いや～な音したもん。』

「―――死体を捨てるしかない。」

『・・・ちょ、ちょっと・・・、さっき、なんて言った！？』

「死体を捨てるしか、巨人から逃げる方法はありません！」

『はぁ？！何言ってんの？！バカじゃないの？！』

「し、しかし！」

『ボクが食い止めるから、さっさといけばいいじゃないか！』

「・・・ですが・・・。」

『憲兵に頼りたくないって？バッカじゃないの？！』

「・・・っ。」

ゴロッ

『ちょっ・・・！』

こいつらはバカだ。

ボクに頼りたくないからと言って、

死体を捨てた。

その中に、

『！！』

ペトラちゃん達の死体もあったのだ。

『ちょっと・・・！待って！あの死体は・・・！』

リヴァイ「・・・やめろ。」

『なんで？！一緒に過ごした仲間じゃないか！せめて・・・、せめて死体だけでも！』

リヴァイ「いい加減にしろ！」

『・・・っ！』

リヴァイ「そんなこと、誰もが思っている。だが、仕方ないことだ。」

『・・・。』

こうして、ボクらは町に着いたのだった。