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『……………はぁ、』
「そんな心底嫌そうな顔しないでよ」
『寒いんですよ。早く要件済ませてください。』
駿の面倒を見る代わりに、迅さんの頼みを聞く。ということになり、なう隊室でお話中です。
いやーん個室に二人とかje恥ずかしいーはーと
まぁ、律も居るけどね。
『それってつまり？』
「Aちゃんの確定した未来は多分、俺には視れない。ってことだね。」
『いやいやいやいやい？おかしくない？』
「今“い”多かったねウケル。」
『ウケルなバカタレ。殴るぞ？』
迅が視る未来は、それぞれ分岐点が存在する。その分岐点で、未来が大きく左右する。
反対にいえば、分岐点がなければ、短ろうと長かろうと確実にその未来になる訳だ。あれ、図形で言う辺のところ。
だがしかし。jeはその確定した未来から外れたところにいるらしい。
「視えない訳じゃないんだよね。実際俺の未来にも太刀川さんや風間さんの未来にも、Aちゃんは視える。
それに、Aちゃんの未来だって視えてるけどね。ただ、ちっちゃいズレでどんどんその差が大きくなっちゃうわけ。」
『………。それって、迅さんが出会ってきた人達の中でjeだけですか？』
「………そうだね。最初からこうなのはAちゃんだけ。」
『………最初から…？』
含みのある言い方に、目を細めて迅を見る
「最上さん。資料読んだんでしょ？初期ボーダーメンバーで、俺の師匠。
死ぬ前日くらいからかな、未来からズレた位置にいた。
未来からズレることはまぁ、よくあることなんだけど。なんていうのかなぁ、感覚が違ったんだよね」
『………んー……それってつまり、私は近頃死ぬと……？そういうことですか、。』
「いや、まだわかんないけど。……一応話しておこうと思ってね。」
ゆっくり立ち上がっだ迅に、jeはハテナを頭に浮かべながら話をきく。
『………はぁ…、？ご忠告有難う御座います……？
………てかあれ？本題ズレてません？迅さんの頼み聞くって話でしたよね？？』
「あー、いいよ。今度呼ぶから玉狛来てねってことで」
『いや、無理やりすぎでしょ。』
………まぁ、迅さんがそれでいいならいいんだけど
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作者名：莱歌（らいか） | 作成日時：2021年11月27日 11時
