A級0位暗殺部隊Ⅱ【ワートリ】【暗殺教室】 (ページ9)

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　『んぁ〜〜！！！！なんで数値あわないかなぁ！！？キレるよ？』

　トリオン検査。トリオンがちゃんと伝達機関を通っているか。トリオン体に不備はないか。それぞれ数値化して資料にまとめるのだが……

　『……ブラックトリガー恐るべし………』

　サイドエフェクト持ちの隊士のトリオン検査は、自室と言うなの隊室で行うのは難しい。

　そしてその中でも、ブラックトリガーはサイドエフェクト持ちと相性が最高過ぎるらしい。

　そのため、わざわざ開発部の検査室でチェックを行うわけだが……。

　「パソコンにキレないの。お疲れ様、Aちゃん。はい、チョコ食べて。カフェイン取り過ぎちゃ駄目だからね〜」

　『イケメンですか。萩谷さんホントに迅さんと同い年？』

　検査室にてイライラしながらキーボードを叩いていると、最年少室長の萩谷さんが話かけてくる。

　「どういう意味だ〜？Aちゃ〜ん」

　『あ、居たんですね、迅さん』

　ベットから起き上がるイヤったらしい喋り方する迅さんに目も向けず、パソコンとにらめっこ。

　「ま、嵐山とも同い年だからな〜。天羽もチョコ食べるか？今日学校だったんだろ？」

　「うん。」

　『やっぱりサイドエフェクトが関係してんのかなぁ。。。しろくんとカゲさんの時もちょっと数値ズレてたし……。イヤでも流石にこんなにズレないよね。jeの計算ミスか、入力ミスか……。』

　ハァとため息をついてから、椅子の背もたれに体重をかけて体をのばす。

　「マスター。コレは私がやりますから、交渉資料、まとめてください」

　『んー、そーする。ありがとね。』

　ガサゴソと資料ファイルを出して、チョコレートの包み紙を取りながら迅さんに話しかける

　『そーだ迅さん。明後日だけ駿のことお願いしていいです？いいですね。お願いします。』

　「いやまぁいいけどザツ。荒れてんね〜。ちゃんと休まないと駄目だよ？今日もオールしたまま学校行っただろ。無理すんなよ」

　口の中の甘いミルクチョコレートが、どんどんと溶けていく。

　『あー、ハイ。あ、月彦くん信田さんとこ行くよね？コレ一緒に持ってって貰ってもいい？』

　「うん。いいよ」

　『ありがと〜お願いね〜』

　人遣い荒いとまた信田さんに怒られるかな、なんて思いつつ、またパソコンとにらめっこ。

　はぁ、面白くねぇよ。