A級0位暗殺部隊Ⅱ【ワートリ】【暗殺教室】 (ページ42)

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　彼女が今取れる行動は、2つ。

　トリオンのない今、私に真正面から攻撃するか、緊急脱出でこの場を離れるか。

　私の目的が彼女だと言ってる時点で後者を取るのが一般的な考えですが、玄界の兵士はこの戦いで、仲間の為にと意味ある死をしている。

　なにより、彼女の目がそう言っている。

　彼女が取る行動は前者。

　私のマレ・サングィスのガードが一番薄くなった瞬間、彼女は突っ込んでくる

　つまり、狙うとするなら………いま。

　「(……お嬢さんはシナリオ通りに動いてくれますね、ホント)」

　真正面から突撃してくる彼女に、全攻撃でナイフを向ける

　が、

　「いない！！？？」

　そこにあるのは超体育着の上着が、串刺しになっていただけ

　「ッ！！！！！」

　その瞬間、真上から物凄い殺気を感じる

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　“殺った”

　確かにそう感じただろう。だが、

　ｸﾞｻｯ

　『……………』

　「……………」

　彼が持っていた、予備のトリガーナイフが彼女の胸につき刺さる

　「………残念でしたね。私の方が一枚上手でした」

　その言葉に、彼女は優しく微笑んだ

　『オプショントリガー！起動！！』

　「なっ！！！？まだトリオンが残って！？」

　《オプショントリガーを起動します。2,1》

　彼女が両手でギュッと握っていた鋭いナイフがとても綺麗に光を放ち、その瞬間

　『━━━━━。』

　「っ！！！！！」

　ドッッッッカァァァァァァァァァン

　ボーダー本部基地北部にて、ナイフを源に大規模な爆発がおきる。

　戦闘体が解けた彼に、元から用意していたカフスをかけて、彼女は倒れた

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