【短編集】一緒に歌おう？【歌い手】

こんな俺だけど2(灯油) ページ13

貴女sid

灯油の家から出て数分

変な人に絡まれてる

あの、何だっけ？ナンパ？

男1「ねぇねぇ〜♪君一人〜？
俺等と遊ばねぇ〜？」

男2「気持ち良いことしようぜ〜♪
悪くはしないからさぁ〜♪」

貴女「あー・・・すいませんけど
私彼氏居るんでぇ〜♪さよなら♪」

男1「・・・ｸｸｯ気に入った！www」

男2「俺もww」

貴女「は？」

男1「こうなったら、無理矢理にでも
ヤってやんよ♪」

貴女「はっ!?ちょ、何言って・・・!?」

男達に連れて来られたのは近くの路地裏

男1「ｸﾞﾌﾌｯ、痛くないようにするからさ
暴れないでよぉ〜？子猫ちゃんっ」←

貴女「どこさわってんのよ！」

男2「だから暴れんなって、痛くするよ？」

そう言って、男達は手の動きを速める

気持ち悪い、怖い

強がってるけど、本当はこの二つの
気持ちが渦巻いてる

灯油・・・助けてっ

？「てめぇ・・・何してんだよ！」

男1「あ？お前、誰だよわかんねぇ？
今、取り込み中なんだけど」

？「知るか。嫌がってんだろ、それとさ？
そいつ、俺の何だけど？」

貴女「灯油・・・!!」

男2「は？彼氏だぁ？」

灯油「あぁ、早くそいつ離さねぇと
警察呼ぶぞ…」

男達「ﾋｯ・・・す、すいませんでした！」

ﾄﾞｺﾞｯﾊﾞｷｯ

灯油「どっちにしろ警察行きだけどな」

男達が離れた瞬間、私はその場に崩れ落ちた
灯油は、自分の着ていた上着を私の
肩にかけてギュッと抱き締めてくれる

そして

灯油「ごめんな!!俺の、俺のせいだ…
本当にごめん…こんな、最低な奴でごめん」

貴女「ふっ、ｳｩ・・・うわぁぁぁぁん！！」

灯油sid

ギュッ

貴女「怖がっだぁ！気持ち悪がっだぁ!!」

そう言って抱き付いてくるAに
凄く罪悪感を抱いた

俺って、本当に最低だ……

いつもいつも、Aを突き放して、
きっと、辛い思いをさせた、沢山させた

こんな俺と、Aが付き合うことが
許されるのか？


許されないよな……しょうがない

灯油「なぁ、A？俺ら、別れよ？」

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