【文スト】私が『死にたい』と謂う理由

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彼女はまたボードに何かを書き始めた。


彼女は何故喋らず、只々ボードに文字を書くのだろうか。私は疑問に思う。


『太宰さん。私は紙谷といいます。そして、私は声がでません。でませんというか、でないんです。口は動かせても、声がでないんです。』



私に向けたボードにはそうつづられていた。


発達障害の一種なのだろうか？それとも精神からくる障害？それとも…………異能の代償？



考えれば考えるほど原因が思い浮かぶ。別に困ったことではないが彼女の声はどのような声なのか凄く気になった。


「声がでない理由…は判るのかな？」


『はい。異能力からののろいみたいなもので発動してから段々声がでなくなり今年でもう、5年は経ちます。』


ーーーーー5年。
それは私がポートマフィアから抜ける一年前でありAが居なくなった年でもある。

5→←3

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