暗殺 9 ページ18
有紗 side
お父さんの部屋を通らなければ良かった…
なんて思い、すべてを整理しながら、走った…
何処に向かって走ったかって?
其れは…
探偵社に向かって走ったんだよ?
今、私が、行ける場所、助けを求められる場所は探偵社しかないから。
『着いた…』
すると、
太宰さん今、探偵社の前にいるよね?うずまきに来てくれないかい?
有紗良く解りましたね。解りました。今すぐ行きます。
私はうずまきへ行った。
『太宰さん?私を呼び出した訳は?』
太「君は、事実を知ったね?そして…」
『太宰さんが何故其れを?』
知っているとは、思わなかった…流石、元ポートマフィアの最年少幹部様だね。
太「話を続けるね。そして、今、自分は何者なのか。どうしたらいいのか。悩んでいる。そうだろ?」
何時もの太宰さんらしくない声。悲しみの中にいるような声だった。
『そう…です…』
それに同情したかの様に私の目から涙が出てきた。
太「泣く程なのかい?それ程に思い詰めていたのだね。」
優しく微笑んで、言った。
『で、でも少し私の過去について知ることが出来て良かったです。…太宰さん。』
太「なんだい?内容によっては考えるけどね。」
なんだ。解ってるんじゃないかな?私が言いたいこと。
『太宰さんが知っている事だけでも良いので、私の過去について教えて下さい。』
すると、太宰さんは少し驚いた顔をしたが、直ぐ悲しそうな顔をしていった。
「良いだろう。僕が知っている、君の事。
成瀬 有紗と森さん、そして成瀬 優華さんの事を話そう。」
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与謝野先生LOVE - 頑張ってください! (2018年4月1日 16時) (レス) id: 1cd56449be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:純 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年3月30日 2時