~16~<翔 side> ページ16
俺はほんとに怒ってたわけじゃない。
ただ、イライラしてたのはほんと。
俺がこれまで出会った女の中で、桜木Aは珍しい種類で。
アイツが他の女とは違うって言い張った時、ちゃんとそれを証明してほしかっただけなんだと思う。
｢あのさ、1つだけ聞く。昨日私を誘った理由は何？｣
翔｢あぁ･･･なんつーか、ただ昨日は誰かと星を見たくなっただけ｣
｢そんな理由！？男友達とかいんでしょ｣
翔｢お前に見てほしかったの｣
｢は？なんで｣
翔｢お前が近くにいたからだよ｣
和也にも言われたけど、分かってる。
俺の性格が歪んでることくらい。
それに、俺は自分から女を突き放す。
女ほどめんどくさい生き物なんていねーし。
｢はぁ･･･それなら、遊び相手で良かったんじゃないの｣
翔｢言ったろ、俺は基本自分の好きな場所は晒さねーの。誰にも邪魔されたくねーから｣
｢だからって、なんで私･･･｣
翔｢バカだからだよ｣
｢は･･･？｣
ほらまた。
こんな言葉が悪いのも、直せんだったら直してるよ。
でもまぁ、俺は正直に自分の思ったことを言ってるわけで、無理して直す必要もねーのか。
｢バカだから？｣
翔｢この間保健室で会った時、言ったよな？お前の言うことなんて誰も信じねーだろうけど。って｣
｢あぁ、ほんとムカつくよね！｣
翔｢なら俺と関わるなよ｣
｢アンタが巻き込んでるんでしょ！！他の人からは痛いほど睨まれるし！｣
翔｢いんじゃね？別に｣
｢なんでよ｣
翔｢しょうがねーじゃん。俺はみんなのアイドル的存在なんだから、睨まれて当然｣
｢自分で言うな(笑)｣
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マグらい(プロフ) - ゆかりさん» はい！近々更新致しますので、少々お待ちください。読んでいただきありがとうございますm(_ _)m (2016年9月9日 17時) (
レス) id: d376a52a2c (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 面白いので続きをお願いします (2016年9月9日 16時) (レス) id: 82e7161b7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マグらい | 作成日時：2016年9月4日 21時
