濵田さんファミリーその４ (ページ12)

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親友藤子との出会いページ12

智子目線

中学１年の時に仲良かった友達と
クラス替えで別々のクラスで
２年の中間テスト終わるまで
ずっと独りぼっちで両親を

男『あいつ(智子)の両親いないらしいで』

女『気の毒だけど、遊び放題で羨ましい』

同情されてるのかわからなくて
参観とかおにぃちゃんが来てたら
おにぃちゃんの悪口言うし
でも、中間テスト明けに

藤子『藤井藤子』

転校して来た時の自己紹介は
ぶっきらぼうで怖そうな第一印象

藤子『名前』

智子『神山智子』

藤子『なんで、みんな智子を避けてるの？』

智子『両親がいないから…』

藤子『やられっぱなしで悔しくないわけ』

智子『よくわからない…』

藤子『私と友達になりな見返してやるからさ』

なんでかわかんないけど上から
ちょっとずつ距離が縮まった時だった

藤子『あれ？私の財布がない』

女『さっき見たわよ
神山が財布を取ったの』

取ってないよねってカバンを開けたら
藤子ちゃんの財布が…

藤子『私といて取れるわけないでしょ？』

智子『信じてくれるの？』

藤子『あんたは、ずっと私の友達だから当たり前』

かっこよすぎて
私の事を信じるずっと友達だから当たり前って
財布を取った犯人に次の日から

女『なんで、あんたみたいなのが
友達できてるのよ！！』

智子『ッビク』

水かけられ小麦粉まで
私の心はズタボロに

藤子『どうした？』

智子『近寄らないで、話したくない』

藤子『智子、帰ろ？私も一緒だから』

智子『……』

藤子『あんた達、私の大事な親友に何した？』

女『そいつが悪いじゃん
親いないくせに友達作って…
貧乏だから学費免除になってるし』

藤子『智子は、一切悪くない
あんたみたいなことしないし言わない
見て見ぬふりしてるあんた達みんな最低』

私のためにクラスの全員から批判される覚悟で
守ってくれた藤子
３年になり、藤子と一緒のクラスで
長かった髪の毛を切り制服の着方も
不良ちっくにイメチェン