こもれび (ページ4)

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せんせいページ4

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松潤が来る時間の5分前からリビングに出てきてお湯を沸かし始めた翔くん。

俺はそこまでわかんないけど紅茶好きな松潤のために用意されてるたくさんのティーバッグから今日はどれにしようなんて唇に手を当てて迷ってる姿が愛らしい｡

時間ぴったりにピーンポーンと部屋に響くチャイムには俺が出る。

「おじゃまします。」

「いらっしゃい。翔くん待ってたよ。」

「ふふ、珍しいですよ。
僕らを待っててくれる先生は。笑」

ダイニングテーブルの椅子の前まで来た松潤に翔くんは視線を合わせてにこっと笑った。

俺は邪魔にならないようにソファーでお気に入りの写真集を手に取る。

「先生、よろしくお願いします。」

そんな声にちらっと2人を見やると、松潤からぷいっと顔を逸らした翔くんが見える。

クスッと笑った松潤が翔くんの目線の先に移動して。

「よろしくお願いします、翔さん。」

よろしい、と言わんばかりに頷いて湯気が揺れるカップを2つ持ってテーブルに置く。

2人で座って、まずお茶に口をつけた松潤が

「んー、ハイビスカス、ですかね、？」

と言うと、両手を胸の前でパチパチパチパチ！と拍手｡

今日も翔くんのお茶クイズに正解した松潤はちゃんと誇らしげで、翔くんも楽しそうで。

そんな2人を見る俺の第一の感想はかわいいだけど、
次にくるのは羨ましいだな。