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終わると思ってた風間さんと修の模擬戦は20本が終わり、2人がなにか話したあとも続いた。
「あれ？まだやるつもりみたいだぞ？」
「なんで……！？もう充分負けたでしょ……！？」
「さあ……なんかしゃべってたっぽいけど」
遊真くんと木虎ちゃんが会話をしている中烏丸くんはじっと修くんを見て、何かを考えている様子だった。
「……うちの修はトリオンが弱いんです」
『……』
「だからこそ考えて、戦うことができるんです。」
『なるほど……修くんにピッタリのポジションじゃん』
「Aさんも思います？」
『思う思う。自分で言うのもあれかもしれないけど、
鳥丸くんと話しながら視線は修くんを見る。
……さぁ、どうする修くん
『……！』
修くんは弾丸で訓練室をいっぱいにする。なるほど、訓練室ならトリオン切れがないのを利用して風間さんを炙り出す作戦か…。
「風間さんは透明のままじゃ弾丸を防御できない。考えたな修。……
『……さぁどうするんだろう』
「『決まった』」
2人の戦闘の激しさによって周りに煙が舞い、2人を包み込んでいる。2人の模擬戦を見ている私たちが姿を確認すると修くんが首を刺され、ダウンしていた。
「……惜しかったわね」
「……いや、そうでもないよ」
風間さんの完全に勝ちかと思っていたが、煙から現れた風間さんは左手が取れており、風間さんもダウンした。
25戦を終え、初めて修くんが風間さんと引き分けた。
【模擬戦終了】
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