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【記録0.6秒……！？】
空閑が叩き出した記録があまりにチート級すぎるため、見ていた隊員達は驚きの声を上げ、有り得ないと顔を歪める。三雲は知っていたかのように特に顔色も変えず頷く。
『ひええぇ、1分かかってないの！？スゴすぎだよ遊真くん！』
「流石だな！」
その様子を外から見ていた嵐山、川瀬は歓喜の声を上げる。そんな周りの声を気にしていない遊真は「これで満点かな」と飄々と訓練室から出てきた。
「いやいやいや！そんなわけないだろ！まぐれだ！もう1回やり直せ！」
「ふむもう1回？いいよ」
あまりにチートすぎる空閑の記録に納得がいかず文句言い始める新入隊員。そんな彼らの声に動じることなく空閑はもう一度訓練室に入り、戦闘を行う。
【記録0.4秒】
「ち、縮んでる……！！！？」
2回目の記録にさすがに何も言えない新入隊員。2回目も同じ、いやそれ以上に記録を伸ばしたのだから文句の付けようがない。
「よし、お前の強さがまぐれじゃないことは分かった。合格だ。俺たちと組もうぜ。強者同士が手を組めばより上をめざせる」
「おことわりします」
「な……！！」
『あ〜りゃりゃ振られちゃったね』
「三雲くんと組むんだろう？」
「うんそう」
同じ新入隊員の誘いを断り、三雲と組むことを宣言した空閑。そこに風間が現れ、トリガーをオンにし換装する。
「訓練室を1つ貸せ嵐山。迅の後輩とやらの実力を確かめたい」
「ほう」
『おー……なかなか面白そうな組み合わせですね』
空閑を真っ直ぐに見据え、そう宣言する風間。誰もが今から空閑と風間が戦うと思っていた瞬間。風間は後ろを振り返る。
「ちがうそいつじゃない。俺が確かめたいのは……
お前だ三雲修」
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