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「何見惚れてるのよ。言っとくけどあんたなんか川瀬さんの眼中にもないわよ」
「え！？そういう訳じゃないけど……綺麗な人だなって思って」
「確かにAさんは綺麗な人だな。好きになったのか修？」
「だから違うって！」
顔を真っ赤にして否定する三雲。そんな姿を見ていたら否定していても肯定しているように見えてしまう。いくら言っても否定する三雲に空閑と木虎は納得はいかなかったが、分かったと諦める。
「おれ、なるべく早くB級に上がりたいんだけど、なんかいい方法ある？」
「簡単よ。訓練で全部満点とって、ランク戦で勝ち続ければいいわ」
「なるほど、わかりやすくていいな」
超人の2人の会話に後ろにいる三雲は、簡単じゃないんだけど……と2人を見る。ずっと続いていく廊下を歩いていくと少し開けたところに出て、下を見ると仮想訓練ができる訓練室が幾つも連なっていた。嵐山は今から戦闘訓練を行うことを新入隊員達に説明する。いきなりのことで驚きの声を上げるものもいる。
『だよね〜私の時も驚いた』
あはは〜と嵐山と隣で笑う川瀬。嵐山は説明を続けていく。
「制限時間は1人5分早く倒すほど評価点は高くなる。自信のある者は高得点を狙ってほしい！説明は以上！各部屋で始めてくれ！」
『みんな頑張れ〜』
嵐山と川瀬の合図によって新入隊員達は次々と訓練室に入り、仮想戦闘を行う。
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一方、仮想訓練の機械操作をしている諏訪、堤はモニターを見ながら新入隊員の感想を述べていた。諏訪はタバコを咥え腕を頭の後ろで組み、椅子に寄りかかっていた。
「今期の新人もパッとしねーな、今の1分切ったやつがトップだろ？」
「いやー一時期の新人が凄すぎただけでしょ。黒江が11秒、木虎が9秒、川瀬が6秒、緑川なんか4秒ですよ？」
【5号室用意】
「そいつらに比べるのはさすがにかわいそうだ」
【始め】
無機質なアナウンスと同時に電光石火のように大型
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