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あの日から言った通り毎日、プッチンプリンを持って私のお見舞いに来てくれた。米屋と緑川くんも公平と一緒に来てくれることもあった。緑川くんなんか綺麗な花を持ってきてくれて部屋に飾ってくれている。
「よっ！A元気か？」
『今日も来てくれたんだ！元気元気！寝るのも飽きたからそろそろ退院したいぐらい』
「相変わらず元気いっぱいだな……今日はそんなお前に特別ゲストだ」
『？』
米屋と公平の後ろから現れたのは弓場ちゃんと諏訪さんだった。一気に私のテンションはMAX値に到達するのがわかった。
『諏訪さん！弓場ちゃん！！』
「よっ思った以上に元気そうだな」
「だから"ちゃん"呼びやめろっつってんだろがああ"？……とりあえず元気そうで安心したぜ」
『元気ですよ。早く諏訪さんに抱きつけるまで回復したいです！』
「……相変わらずだなお前」
「ったくよ、病院で頭の方も治してもらった方がいいなこりゃ……おい出水、医師に伝えてこい」
「あー弓場さん無理っすよ。こいつの頭はもう末期だから手の施しようがないって言われるのがオチです」
やれやれと言ったように公平は答える。
公平この野郎とギロっと睨みつける。
そんな私の頭をなでなでと撫でた諏訪さんは「早く治して退院しろよ」と言った。
『……元気になりました。今すぐにでも退院できそうです』
「テメェ何言ってんだぁ、強がりもいい加減にしろよ」
私の発言にカチャッと眼鏡を直しながらツッコミをする弓場ちゃん。「とにかくしっかり寝てご飯もしっかり食べろよ」とお母さんみたいなことまで言ってくれる。
『……お母さん…』
「誰がお母さんだ馬鹿野郎！！」
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お見舞いに来てくれたメンバーは帰っていき、やることのなくなった私は仕方なく病室の窓から外の景色を見る。夕焼け小焼けが似合うオレンジの空。少しだけ寂しい気持ちなる。
外の景色を眺めていると病室のドアをコンコンと叩かれた。こんな時間に誰だろう？看護師さんかな？と思い『はい』と返事するとガラッとドアが開きコツっと足音とともに中に入ったきた。
『……城戸司令…』
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