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忍田本部長が挨拶を行い、その後に嵐山さんが説明を行なっていった。嵐山隊が現れた同時にザワっと新入隊員が騒ぎ立つ。気持ちわかるよ〜なんて心で思う。嵐山さんが説明した後、オリエンテーションを行うため
「改めて
『川瀬Aです』
手を軽くあげて自己紹介を行う。「まずは入隊おめでとう」と嵐山さんは真っ直ぐ遊真くん達を見ていて、それに気づいた遊真くんとメガネくんは手を振り会釈をしている。
入隊出来て良かったね遊真くん…
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NO side.
新入隊員が嵐山について行く中、最後尾を歩いていた空閑と三雲に木虎は話しかけた。
「三雲くん」
「木虎……」
「なんであなたがここにいるの？B級になったんでしょ？」
「転属の手続きと空閑の付き添いだよ」
「おっキトラ。久しぶり。おれボーダーに入ったからよろしくな」
「……」
自分の目の前にいる空閑が
『久しぶり遊真くん。入隊おめでとう』
「川瀬さん……っ」
「おう。Aさん久しぶり。まさかボーダー隊員だったとは」
『それにしては全然驚いてない感じだけど……』
「迅さんから聞いてたからな。でも最初聞いた時はびっくりしたぞ」
『えー驚いた姿見たかった』
空閑と楽しそうに話す川瀬を木虎は「川瀬さん！」と怒る。
「川瀬さんいいんですか！こんな所にいて！」
『え？やっぱりやばい？ごめんごめん。どうしても遊真くんに挨拶をしたくて……あとメガネくんにも』
「え？」
木虎から三雲に視線を移した川瀬は三雲にニコッと微笑み「はじめまして」と挨拶をする。幾ら母親で免疫があったとしても綺麗な人に笑いかけられると自然と頬を赤く染めてしまう。
「は、初めまして、三雲修です！」
『ふふ。じゃあ、挨拶できたし私戻るね〜！』
走り去る川瀬を三雲はポーと赤い顔で見送る。そんな三雲を木虎は怪訝そうに見ていた。
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