■72. ページ28
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「千佳！！」
自分のせいだと自分を責める三雲。そんな三雲に出水は相手に
「おいこらメガネ！！ ボサっとすんな！基地まで行きゃまだ全然助かる！」
「走れ修！！お前がやるべきことをやれ！」
「ぼくのやるべきこと……」
「お前もだよA！！ここはいい！お前はメガネくんを連れて基地を目指せ！」
『でも！！公平！！』
「でもじゃねー！！いいから行け！！」
『……っやばくなったら絶対
噛み締めた唇を解き、出水に背を向けて川瀬は走り出す。
『修くん行こう！！』
「はい！基地に向かいます！サポートお願いします！！」
修くんを先に走らせ、川瀬は後方からくる新型をハンドガンで迎え撃つ。
『くそ！この距離じゃあまともに当たってもダメージがない！！』
急に速度を上げて川瀬に近づいた新型は彼女に向かって砲撃する。思ったよりも近距離で攻撃を受けてしまい慌てて
『ぐっ……』
「川瀬さん！！！」
『……っ修くん！！砲撃がくるよ！！』
新型の砲撃により、三雲は抱えていた雨取のキューブを吹き飛ばされてしまう。すかさずスラスターオンで新型を攻撃、雨取のキューブを掴んだ。
勢いあまって倒れた三雲、川瀬は慌てて三雲の前に立ち、身代わりになろうとする。
「川瀬さん！！」
『……ごめん、結局役に立てなかったみたい』
川瀬と三雲に向かって新型がまた砲撃を撃とうとした瞬間、川瀬と三雲ではない
「！？このトリガーは……」
「ユーマの指示でチカとオサムを護衛しに来た。まさかAもいたとは」
『……レプリカ』
「待たせたなオサム、A」
《
黒いラービットが川瀬と三雲の前に現れる。
『！？』
「！？ラービット！？」
「迅の予知も大詰めだ」
出し惜しみなしでいこう
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