■71. ページ27
･
雨取が嫌なものを感じとり、ビクッと身体を震わせた。
「……？どした？チカ子」
「鳥……」
雨取の声にハッとした川瀬は視線を上に向ける。
『……っなにあの量』
「人型
三雲の声とともに鳥の形になっている弾がC隊員達に向かって飛んでいく。
当たったC級隊員はキューブ化されてしまった。
「人がキューブに……！」
『……っ全部落とす！！』
川瀬は向かってくる生き物達を片っ端から撃ち落とす。
そんな中、弾を相殺しきれなかった緑川がキューブ化される前に
「こんにゃろう……新型と連携してきやがる……！」
「あらら……また状況が変わったな……！ メガネくん！女子連れて逃げろ！」
『まさか、その女子に私も入ってるの？』
「んなわけねーだろ。お前は女子じゃねーよ安心しろ」
『……これが終わったら公平ぶっ潰す！』
ドカドカと出水が撃ち合っている中、川瀬は少し後ろに立ち、三雲達が逃げれるようにセーフティーネットのようになっている。自分の方へよってきている鳥もハンドガンで撃ち落とす。
「……！！」
『……！？公平！！』
鳥でフェイントをかけ出水の足元にトカゲを放ち、出水の脚を奪った。川瀬は思わず駆け寄ろうとするが、出水は「来るんじゃねーよ」と止める。
次の瞬間右から三雲と雨取により
『！？修くん！！早く逃げて！！』
川瀬がフォローに入ろうとした瞬間敵方は雨取に弾を当て、雨取千佳はキューブ化されてしまった。
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 426人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
