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生駒が水上の後ろに隠れている状態で、他の4人は話に花を咲かせる。川瀬はチラチラと生駒を見てどうしたのだろうと疑問に思っていた。
「しかし意外やわ〜Aに最初に会った時は、彼氏２、3人おりそうやわ〜って思うてた」
『隠岐。それ二股だから』
「俺も思ったっす！」
『ええ！？私そんな尻軽顔！？』
『整形しようかな……』とボソボソと独り言が聞こえた生駒隊は困ったように声を揃えて「やめい」と言った。川瀬好き、ファンに後ろから刺されてしまうと冷や汗をかきながら、「今はそんなこと思わんへんよ」とフォローをする。
「川瀬ちゃんってなんで諏訪さんのこと好きなんすか？」
『おお、海くん
「確かに気になるわ〜」
『ん〜一言で言い表せないけど…1番は優しいところかな？』
顎を手のひらに乗せてんーと頭を傾げながら言った。その回答に生駒隊は意外と言ったようにおーと意味深な声を上げる。
「なんか意外っすね」
「確かにな」
「じゃあ、イコさんはどう思う？」
『え？イコさん？』
隠岐がここぞとばかりとイケメンスマイルを見せながら川瀬に聞く。川瀬はそんなこと聞かれると思っていないため、少し考える。イコさんはダンボのように耳を大きくして川瀬の返答を待っている。
『んー……イコさん……生駒隊の雰囲気めちゃくちゃ好きです』
「どないしよ。俺のこと好きやて…」
「イコさん聞くところ端折りすぎです」
さっきから会話に入ってこない生駒だったが、しっかりみんなの会話を聞いており、特に川瀬の言葉は飛び飛びに聞こえているらしい。
「いいんや。別にAちゃんは生きてるだけで！！それだけで俺にとっては幸せなんや！！」
「イコさんさすがに重すぎっすわ」
川瀬Aのガチファン。
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