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「では、注意事項を説明いたします。

まず、夜中の12時になったら部屋から出ないこと、
次に他の部屋に絶対に入らないこと、

そして、身の回りで少しでも変な事があれば私にお願いします。


ここにはやんちゃな()がいますから」



へぇ、やんちゃな子かぁ、子供さんとか?


「では、これで失礼いたします。夕食は7時に出させていただきます。」


はーい。


「なぁ、なんか妙じゃね?」


女将さんがいなくなってそう切り出したのは若武だった。



「うん。なんか変だったね、なんというか…何か隠してるみたいな、」


まぁ、そうだね、


「12時以降は出てはいけない。他の部屋には入ってはいけないとか、色々縛り過ぎだろ、」


「でも、泊めて貰うんだから少しくらい我慢しないと、」


「うん、アーヤの言うとおりだ、この旅館を探るのは辞めておこう。そんなことより温泉に行こう」



うん!!行こう!!


あ、でも…服持ってない…。



「服、持ってないけど…どうするの?」


「そんなの置いてある着物でいいだろ、下着だって1日くらい同じでも変わりねーよ、」



私はゲッと思ったが皆は仕方がないと言ったように頷いたので、私も渋々頷いた。






温泉は思っていた以上に大きかったが、種類が少なかった。


真ん中に大きな風呂。横に水風呂とシャワー。
温泉ではありがちな露天風呂やサウナはなかった。

サウナないのになんで水風呂?


まぁそんな事を気にしても仕方がないので私は体を洗いお風呂に浸かった。



「はぁ…」

気持ちい。

今日の疲れだけではなくいままでの疲れがとれてるみたい。


この温泉…はまりそう…



「おーい、アーヤいるのかぁ〜?」

隣から若武の声が聞こえる。

女子風呂は貸し切りだが男子の方は分からない。


どう考えても他の人に迷惑でしょっ!


「こっち貸し切り状態だけど、そっち側はー?」


あら、いないの?
確かに女将さんお客さん少ないって言ってたし、普通なのかな…?


「こっちも貸し切りだよ、」


大きな声でそう言う。


「そうか、俺らもう上がるからアーヤも上がれよー!」



嘘!

速くない!?
もっと浸かりたかったのに……



私は仕方なく風呂かは上がり脱衣所に向かう。


服に着替えようとしたけど私のロッカーの中に知らない下着と袋が入ってあった。
下着の上にはメモもあった。

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マシュマロ - おもしろい (2020年2月2日 9時) (レス) id: 01b39ab0f1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 魔理沙さん» ありがとうございますwその事件は新しく作った小説の方で進めていきます (2019年8月13日 10時) (レス) id: fbca833c0b (このIDを非表示/違反報告)
魔理沙 - すっごく面白い。彩はどんな事件に巻き込まれるのかな? (2019年8月13日 10時) (レス) id: 32185305c0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すいません。なんかいじってたらアカウント消えたので、新しくしました。神の子などの作品等は新しく作り直します。ご迷惑おかけします…。 (2019年8月11日 13時) (レス) id: fbca833c0b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - lkwistervenさん» 返信遅くなりすいません。ありがとうございます。更新頑張りたいと思います! (2019年8月11日 11時) (レス) id: fbca833c0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2019年1月27日 12時

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