.48 蘇芳 ページ50
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夕食も取り終わり各々の時間を過ごす中、風丸と円堂は空を見ながら過ごしていた。
円堂「今日は、助かったよ。」
風丸「うん？」
円堂「吹雪と染岡がぶつかった時…お前、吹雪に合わせるって言ってくれたろ？」
風丸「あぁ…」
円堂「あれで俺、気づいたんだ。
俺たちも吹雪も、誰かに代われっていう前にまず自分から変わらなきゃ強くなんかなれない…ってさ。」
風丸「…そうだな。」
円堂「吹雪はすごいよ！
俺たちも変わっていこうぜ。
あいつに負けてなんかいられない。」
風丸「あいつを活かすにしても、誰かがエイリア学園からボールを取らなきゃな。それが、勝利の鍵になる。」
円堂「ああ！風になればできるさ！」
風丸はその言葉に眉をしかめ少し俯く。
風丸「…なれなかったら？」
円堂「えっ…そんなこと言うなよ！」
風丸「力が欲しいんだ。……神のアクアがあれば…世宇子中が使った神のアクア、あれを飲めばすぐにパワーアップできるだろ。
世界を救うためなら、使っても許されるんじゃないか！？」
円堂「何言ってるんだ！神のアクアなんかに頼っちゃダメだ！
それじゃ、あの影山と同じになっちまうぞ！
エイリア学園はサッカーで人を傷つける、だからこそ！俺たちは正々堂々戦って勝たなきゃいけないんだ！」
その円堂の勢いに風丸は諦めたように笑う。
風丸「…悪かった。
何焦ってるのかなぁ、俺。忘れてくれ。」
円堂「特訓特訓！明日からまた頑張ろうぜ！」
風丸「あぁ。…ん、あれ、Aか？」
風丸が指した先には木々に隠れて全身は見えないがAらしき姿が見える。
耳に何かを当てているようだから電話でもしているのだろうか。
円堂「ほんとだ、何してんだろ？」
風丸「あいつ…少し怪しくないか？
急に雷門に入ってくるし、サッカーは初心者ではないようだし…それにあいつ、掴めない…」
円堂「…風丸、もしかしてAのこと疑ってるのか？」
純粋な円堂の言葉に風丸はハッとする。
自分は一体何を考えてるんだろう。
彼女はメンバーともコミュニケーションだって取れている、プレーだって普通に行う、円堂たちが疑う要素なんて無いはずなのに。
風丸「いや、…ごめん、疲れてるのかな。」
円堂「Aは良いやつだぞ。頑張って特訓してる！
今だってきっと家族と連絡でも取ってるんだよ。」
風丸「…ああ、そうだな。そろそろ寝よう。」
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みき(プロフ) - 紗沙さん» お願いがありますがいいですか？ (2018年3月9日 17時) (
レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
紗沙(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます〜。申し訳ないのですがオチの方は決まっているので他の作品でご要望にお応えさせていただきたいと思います。すみません！ (2018年3月3日 8時) (レス) id: 74d74bb26e (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 豪炎寺くんオチの作品にしてほしいです！お願いしますm(__)m (2018年3月3日 6時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗沙 | 作成日時：2016年7月16日 9時
