.32 深緋 ページ34
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A「ホイッスルで起こすとはなかなか……」
春奈「あはは…監督らしいですよね！」
A「でもいいね、こういうの。
サッカーを通じて仲間が増えて、旅をしてって、夢みたい。」
微笑みながらイナズマキャラバンの面々を見つめながら話すAに春奈はふと気にかけていた疑問を問いかける。
春奈「そういえばAさんはサッカー部なんですか？
試合を見た感じ、初心者ではなさそうだし…」
A「ん？うーん…サッカーは中学入る前にやめた。
でもやっぱり諦めきれなくて、FFで戦ってる雷門中見てたらサッカー好きだなって気付いたんだ。
だから、今だけ。」
曖昧な回答だった。
核心をうまくはぐらかされたような、それ以上聞くなと圧力をかけられているような言い方だった。
にこりと笑ってAはキャラバンへと乗り込んでいく。
その後ろ姿を春奈はぼぅっと、見つめるしかなかった。
春奈「今だけ…。」
鬼道「どうした、春奈。」
春奈「あ、お兄ちゃん。
…Aさん、なんでエイリア学園を倒すために私たちと旅をしてるんだろう。」
寂しげなその口調に鬼道は少し言葉を詰まらせる。
自分だって知りたいのだ、彼女がなんなのか、なんのためにここにいるのか。
鬼道「…そのうち話してくれるさ。」
そう言って2人も乗り込む。
鬼道がちらりと座っているAを覗くとAは少し考え込んでいるようでこちらに気付きはしなかった。
車を走らせてどれだけ経っただろうか。
いつの間にか外の景色は一面真っ白でまるで別世界に来たようだった。
A「わー！すごい！雪じゃん！」
円堂「ひゃっほー！ついに北海道だ！」
壁山が大きなくしゃみをする。
それに気づいて周りを見るとみんな寒さに耐えかねて震えていたりうずくまって寒い寒いと嘆いている。
目金「北海道ですからねぇ…」
一之瀬「確かに、シカゴくらい寒いなぁ。」
そう言ったあとすぐにイナズマキャラバンは急ブレーキをかけて止まる。
椅子に座っていた面々は大きくぐらつく。
瞳子「どうしたんですか！？」
古株「……人だ。」
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みき(プロフ) - 紗沙さん» お願いがありますがいいですか？ (2018年3月9日 17時) (
レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
紗沙(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます〜。申し訳ないのですがオチの方は決まっているので他の作品でご要望にお応えさせていただきたいと思います。すみません！ (2018年3月3日 8時) (レス) id: 74d74bb26e (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 豪炎寺くんオチの作品にしてほしいです！お願いしますm(__)m (2018年3月3日 6時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗沙 | 作成日時：2016年7月16日 9時
