.9 薔薇 ページ11
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キャラバンに乗り込んだメンバーが奈良での出来事を案じが険しい表情をしているなかAは悩んでいた。
せめて名前だけでも名乗りたい。
そうでもしないとこの後の長旅に支障が出まくるのだ。
勇気を出さなければ…そう思い声をあげた。
A「あ、あの！」
Aの声に全員がおどろきAの方に振り向く。
突き刺さる様な視線を感じつつ言葉を紡ぐ。
A「自己紹介とか、してなかったからしたいんだけど…
みんなの名前も知りたいし…いいかな？」
たどたどしく問いかける。
顔が熱くなるのを感じながら話すものの上手く言葉が出てこない。
こんなことを言ってメンバーからはぶかれたら、シラけたらどうしよう、とか様々な感情が入り乱れる。
そうAは悩んでいたのに
周りはそんな気持ちなんて関係ないようにお互いに顔を合わせ次々に自己紹介を始めた。
円堂「俺は円堂守！
えーっとぉ…何言えばいいんだろ、
サッカーが大好きだ！」
風丸「円堂は雷門中のキャプテンだとか、ゴールキーパーとか他にもいうことがあるだろ？
俺は風丸一郎太、DFだ。よろしくな。」
春奈「わたしはマネージャーの音無春奈です！
よろしくお願いしまーす！」
次々と流れ込む自己紹介の波に押し流されそうだったAだが
その温かな雰囲気に心もだんだん和らいでいく。
A「わたしは霞野A。
Aって呼んでください。
えーっと、ポジションはFW、MFもやれます。
サッカーは少しやったことあるけど、みんなに追いつけるからわからないから、頑張ります！」
まるで宣言のように発言してしまって1分も話してないのにすごく恥ずかしい。
けれど自分の挨拶に答えてメンバーも頷いてくれるのがAは嬉しかった。
自分が改めて受け入れられた様な気がしたのだ。
瞳子「霞野さんにはジャージを渡しておかなきゃね。
これを着てメンバーとしての自覚を持ってください。
これから大変だろうけどよろしくね。」
ジャージを受け取りながら周りからされる質問に答える。
その時間はとても暖かくて幸せでもあった。
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みき(プロフ) - 紗沙さん» お願いがありますがいいですか？ (2018年3月9日 17時) (
レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
紗沙(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます〜。申し訳ないのですがオチの方は決まっているので他の作品でご要望にお応えさせていただきたいと思います。すみません！ (2018年3月3日 8時) (レス) id: 74d74bb26e (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 豪炎寺くんオチの作品にしてほしいです！お願いしますm(__)m (2018年3月3日 6時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗沙 | 作成日時：2016年7月16日 9時
