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ジャミ｢
ア｢なにっ？！
………うぅっ……ぐっ…頭が……！！｣
『アズール！！！！』
ア｢……A…？！｣
ジャミ｢はっ、ちょうどいい。
君は俺に随分懐いていたからなぁ。Aも僕の下僕にしてやろう。
………いや、いい機会だ。そのまま僕に堕ちて来い。｣
『へ…？』
ア｢A……だめだっ、ここにいるなっ…！！！｣
『でも……でもアズールが！！』
ア｢僕はいいから早く！！！！｣
ジャミ｢………目の前でベタベタされるのが1番嫌いなんだ！！！
アズール、お前もさっさと諦めろ。｣
ア｢………ぅ……うぅ…っ！！！｣
『アズール！！！』
ジャミ｢アズール、お前の主人の名は？｣
ア｢僕の……主人は…――――――
あなた様です、ジャミル様。｣
『アズール！！』
ア｢なんなりとご命令を。｣
ジャミ｢フ、ハハ……ハハハハッ！！！！
俺を平凡な魔法師と思って油断したな。オクタヴィネルの寮長ともあろう者が、ザマァない。｣
『……っ…アズールっ！！！アズール目を覚まして！！
お願い……っ！！！』
ジャミ｢全く……お前らのせいで計画がパァだ。｣
『ジャミルくん酷い……こんなこと…っ……うぅ…』
ジャミ｢泣けばいい、好きなだけ朽ちた恋人を前に泣き叫べ。
………もうすぐ、俺に媚びるようになるんだからな。｣
顎を掬って私と目を合わせるジャミルくん。
このままじゃ……本当にやばい…
ジャミ｢あともう少しでオンボロ寮の奴らが、寮生を焚き付けてカリムを追い出してくれるはずだったのに。
俺の手を汚さず、寮長の座を奪えるはずだったのに……！！
お前らのせいで台無しだ。｣
『そ、んな……』
そんな事考えたなんて……だって、ホリデーに入る直前までジャミルくんとカリムさんはいつも通りだったのに！！
ジャミ｢まずはアズールに命令して、双子と共に珊瑚の海に帰らせて……いや、待てよ？｣
………何を言い出すんだろう…ジャミルくんが怖くて仕方がない。
『私の目の前にいるのは…本当にあのジャミルくん…？』
ジャミ｢あぁそうだとも。"あの"ジャミルだ。
Aと仲良く、いつでも一緒にいた"あの"な。｣
嘘だ……そんなの嘘だ……
『嘘だ……う、そだ……うぞだ……嘘って言っでよ！！！』
どれだけ泣いても、叫んでも、何も聞いてくれない。
ジャミルくんはアズールをどう使うか、ニヒルに笑いながらブツブツ何かを言うだけだった。
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雲(プロフ) - ウルズさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて本当に嬉しいです！！イベント編、今どのような話にしようか考えていますので…お楽しみに！これからもよろしくお願いします！ (2020年8月12日 19時) (
レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
ウルズ - 初コメント失礼致します。関連作品の欄からこの話を見つけました。本編とオリジナルが上手く融合されていて、とても読みやすいです。ハッピービーンズデーやゴーストマリッジ編、楽しみにしています。 (2020年8月12日 18時) (レス) id: 17bf86e827 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - ラムさん» ありがとうございます！すみません、最近テストが終わったばかりでまだまだ忙しくて……頑張って更新するので、よろしくお願いします！ (2020年7月23日 19時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 話しの続きが気になる (2020年7月23日 19時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - 漆Pさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけるのとても嬉しいです！！Twitter是非繋がりましょ！これからもお願いします！ (2020年6月19日 16時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲 | 作成日時：2020年6月16日 18時
