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ア｢大切な友達…です、か。｣
――――――アズールside
『ジャミルくんは私の初めての友達なの……だから信じたくない…
……騙すようなマネもしたくないよ…』
Aがどうしてジャミルさんを思って泣いているのか、全てを聞いて納得した。
……それと、今までずっと隠されていた過去も。
過去を聞いたが、どうにかするつもりはない。
Aには失礼極まりないが、寧ろ似た所がありすぎて…不幸すぎて少し安心してしまったくらいだ。
ジ｢………どうしましょうか。｣
ア｢……大事な彼女の、大切な友達。
傷つけるような事はしたくありません。｣
フ｢でもやらねーとずっとこのままでしょ〜？｣
ア｢…えぇ。｣
『アズールは…ジャミルくんを傷つけるの……？』
僕だって傷つけたくはない。
しかし…相手の計画を全て目の前で崩すわけだ、ジャミルさんが傷つかないわけがない。
強いストレスも与えることになる。
そうなると最悪の場合…オーバーブロットも有り得る。
ア｢…Aは、このままのジャミルさんでいいんですか？｣
『え…？』
ア｢このまま、ジャミルさんがカリムさんを洗脳し続けていることを横目に見ながら、これからも仲良くしていけますか？｣
『……』
ア｢きっと、ジャミルさんも心の奥底に罪悪感を抱えながら、どこか虚しさを感じながら生活していくことになると思います。
…それでも、Aはジャミルさんの友達だと胸を張れる？｣
『…っ……』
…苦しそうな顔をして歯を食いしばるA。
辛いだろう。僕だって同じ立場になったら癇癪を起こしてしまいそうだ。
ア｢A…どう思う？｣
不意にAが僕に抱きついてきた。
疲れた時や悩みがある時、たまにどうにも出来なくなるとこうして甘えてくる時がある。
ア｢……焦らずにゆっくり考えてみて…？
大切な友達なのはよく分かっているから、誰も答えを急かしたりしないからさ。｣
『……う、ん。』
そのまま5分程過ぎた。
その間、僕はAの頭を撫でながら時折強くなる彼女の抱きしめる力を心地よく感じていた。
『……あ、ずーる…』
ア｢どうしたの？｣
『……アズールは…ジャミルくんを助けてくれる…？』
ア｢うん。｣
『……どんな事が起きても、傷つけたままにしない…？』
ア｢うん、約束する。｣
『………じゃあ…アズールに、任せる。きっと作戦はあるんでしょ？』
ア｢ふふ、うん。あるよ。｣
ちゃんと、守らなければ。
愛しい彼女との約束を。
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雲(プロフ) - ウルズさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて本当に嬉しいです！！イベント編、今どのような話にしようか考えていますので…お楽しみに！これからもよろしくお願いします！ (2020年8月12日 19時) (
レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
ウルズ - 初コメント失礼致します。関連作品の欄からこの話を見つけました。本編とオリジナルが上手く融合されていて、とても読みやすいです。ハッピービーンズデーやゴーストマリッジ編、楽しみにしています。 (2020年8月12日 18時) (レス) id: 17bf86e827 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - ラムさん» ありがとうございます！すみません、最近テストが終わったばかりでまだまだ忙しくて……頑張って更新するので、よろしくお願いします！ (2020年7月23日 19時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 話しの続きが気になる (2020年7月23日 19時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - 漆Pさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけるのとても嬉しいです！！Twitter是非繋がりましょ！これからもお願いします！ (2020年6月19日 16時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲 | 作成日時：2020年6月16日 18時
