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次の日の朝、私達は早速スカラビア寮に出向いた。
何やら昨日双子さん達につまみ出されたモブさん達が、必死な顔をして色々話している…
絨毯がどうの、寮長にバレたらどうの……そんなにこの状況がやばいなら最初からこんな事しなきゃいいのに。
『……ま、逃げられる程じゃ意味ないわな。』
……やるならもう少し念入りにしないと…くくっ。
アズールはそのモブさん達に声をかけたみたいだ。
後ろの方で見守るように言われた私は、フロイドさんの背後に隠れて様子を伺っている。
フ｢あっつ…まじ真夏じゃん。｣
『確かに、陸2年目の皆さんには暑すぎますね。』
私は元から人間だからある程度は耐えられるけど。
｢うぉぉあ？！｣
あ、モブさん達めっちゃビビってる。だっせぇ。
どうやら昨日のボコボコにしたのが意外と応えたみたいだ。
ア｢あぁ、昨晩は失礼しました。
皆さんが、か弱い動物を一方的に苛めているように見えたものですから。｣
心優しいだの、なんだか訳の分からないことをアズールは話した後、監督生くん達と魔法の絨毯をを大人しく引き渡すことを伝えた。
｢ご協力……ありがとうございます…？｣
あーあ、またアズールの口車に乗せられてる。
昨日あれだけボコボコにされたのにすぐに信用できるのも、まぁ長所といえばそうなのかな。
ジャミ｢おいお前達、そろそろ朝の特訓の時間だぞ。集合に遅れるとまたカリムに……っ？！｣
『あっ！ジャミルくんだ！！
最近どう？カリムくんに手焼いてるの？』
ア｢こらA。後ろで見ていてと言っただろう？｣
『えー、ジャミルくんにせっかくホリデー中も会えたのに？』
ア｢……はぁ、あんまりはしゃいじゃダメだからね？｣
『うん、分かった！』
ジャミ｢お取り込み中すまないが、お前達何しに来たんだ。｣
ア｢これは失礼、彼女が可愛いものですから…｣
ジャミ｢あぁ、確かにAは可愛いが、何をしに来た。まさか彼女の可愛さを見せびらかしに来た訳でもないと思うが？｣
ア｢カリムさんに、魔法の絨毯をお届けに上がったんです。｣
ジャミ｢そうか。なら、俺が預かろう。｣
ア｢いえ結構。この絨毯は国宝級の逸品です。
後々になって、傷などを僕達のせいにされても困りますから…直接カリムさんに手渡して、しっかりと検品していただきたい。｣
おぉ、よくそんな言い訳が口からスラスラと……
…いや、そういえば昨日なんか台本みたいなの作ってたっけ？
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雲(プロフ) - ウルズさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて本当に嬉しいです！！イベント編、今どのような話にしようか考えていますので…お楽しみに！これからもよろしくお願いします！ (2020年8月12日 19時) (
レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
ウルズ - 初コメント失礼致します。関連作品の欄からこの話を見つけました。本編とオリジナルが上手く融合されていて、とても読みやすいです。ハッピービーンズデーやゴーストマリッジ編、楽しみにしています。 (2020年8月12日 18時) (レス) id: 17bf86e827 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - ラムさん» ありがとうございます！すみません、最近テストが終わったばかりでまだまだ忙しくて……頑張って更新するので、よろしくお願いします！ (2020年7月23日 19時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 話しの続きが気になる (2020年7月23日 19時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - 漆Pさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけるのとても嬉しいです！！Twitter是非繋がりましょ！これからもお願いします！ (2020年6月19日 16時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲 | 作成日時：2020年6月16日 18時
