起きたら好きな奴が隣で寝てた。【坂田銀時】

女なら落としてしまえばいい ページ4

またも不細工な笑みを浮かべながら言うA。その顔からは俺を陥れられるのだ、と言いたげな自信がじんじん伝わってくる。


クソ……もう、絶対酔うまで酒飲まねぇ。





直接的な表現はお子様もご覧になるだろうし、させたくないし聞きたくない。銀さんの良心が壊れちゃう。段階で聞くか。少々卑怯だが分かりやすいだろう。


Cならアウトだな。
言い方的にCっぽいけど。


「……ABCなら、どこまでいったの？」
「D」
「D！？嘘だろ！！」
「うん。嘘」


テメー…！！と降ろされていたAの拳銃の銃口を掴んで今度は彼女に向ける。

ちなみにDとは身篭ることを指す。十月十日とは何なのか。そんなわけあるか、昨日の今日だぞ！！大人をからかうんじゃありません、割とこっちは本気なのに！！Aはけらけらと笑ったと思うと「でも」という。

「気持ちも伝えずキスして押し倒した時点で
よっぽどだぞ」

「……俺すげー積極的じゃん」

「つっても、Bまで言った気はするが
正直私も酒には強くない。あまり覚えてないんだ」

えっ、何覚えてないの？
じゃあ俺たちなんとなくで素肌晒して寝てただけの可能性あんの？いやいやそれはそれでまずいだろ。

というか覚えてねーのに何人を一方的に…。

それを指摘すれば、でもBは行ったぞと念押しされる。流石にその点は返す言葉がない。

男と女が好きなもの→←男なら責任取ってこそ

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