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みーつけた。 ページ4

「ただいまー…」




教科書や本がたくさん入って重くなったカバンをソファーの横へとおき、ソファーに座る。




1年たったとはいえ、この重たいカバンにはなかなか慣れない。




しかも、部活での疲れもプラスされ、もう身体が重い。




両親は共働きなため、家はとても静かだ。





あれ、そういえば、今日は兄は仕事休みだっけ…。




そう、私には20を過ぎた兄が1人いる。




兄はとっても優しくて、面白くて、自慢のできる兄だ。




ほかの兄妹と比べたら、私たちは仲がいい方だろう。



兄はゲームが大好きで、よく休みの日は一緒にゲームをしてくれる。




そういえばこの間、ゲーム実況が面白いと言っていたな。




たしか、その中でもオススメなのがって語ってたっけ…。





今日は宿題学校で終わらせて来たから、見てみようかな。





その前に、お兄ちゃんにそのゲーム実況の題名を教えて貰わなきゃ。





私は2階へ上がり、一番奥にある兄の部屋のドアの前に立ち



2、3回ドアをノックした。





「入るね〜」




兄「あ、ちょっと待ってください、今妹来たんで〜」



誰かと通話中だったのか…邪魔しちゃったな…




兄「どしたん??」



「お兄ちゃんがこの間言ってた、オススメのゲーム実況の題名を教えて貰いたくて…」




兄「あー!あかがみんクラフトって言うやつやで!!」




兄は鼻息を荒くしてそう興奮気味に言った。




どんだけ好きなの…w




それだけ兄を魅了しちゃう動画なのか。




ちょっと楽しみだな…。





私は自室へ戻り、パソコンを立ち上げた。




「よし、あかがみんクラフト…っと」




YouTubeを開いて「あかがみんクラフト」と検索をした。





すると沢山の動画が出てきた。




どのサムネも楽しそうなのばかりで、何を見るか迷った。




一番上に出てきた動画を押す。




すると最初に赤髪の丸っこいキャラクター?が出てきた。




そうすると、マインクラフトの画面が出てきた、





何回か兄と一緒にマイクラをやったことがあるので、マイクラ自体は知っている。




そんな詳しい訳じゃないけど。




そんなことを考えながら動画を見進めると、聞き覚えのある声が聞こえた。




?「ともさん、ここはどうすんですかぁ?」




この落ち着く声…方言が入っている…





私は確信した。




「この人、お兄ちゃんだ」



私は動画を一旦止め、兄の部屋へと向かった。

突然。→←ため息。



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作者名:琉空 | 作成日時:2016年5月4日 23時

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