1話 ページ2
ある海域に大きな船が浮かんでいた。
その船には、黒い海賊棋が掲げられている。
??「だー…腹減った〜」
??「お前は、食い過ぎ」
??「腹減ったー、腹減ったー、腹減――」
??「うるせえよい！どこの誰が食料を全部食ったか分かってんのか！」
誰かがうるさく同じ事を繰り返し言っていると怒鳴る声と拳骨が落ちる音と供に鳴った。
そこから痛みに悶える声とそれを笑う声も続いた。
モブ「……！隊長〜！」
??「どうした？」
モブ「北東の方角に大きな船がみえます！
けど様子が変です！」
??「大きな船？」
モブ「何か訳が分かんねぇ…不気味で。
しかも、このままだと当たります」
??「マルコ」
マルコ「分かってる」
マルコと言われた男が青い鳥となり、見張りから聞いた不気味な船に向かって飛んで行く。
そのマルコを見送りながら他の船員達は、一応だが戦闘準備を始めていた。
・
・
マルコ「誰もいやがらねぇ」
マルコは、数分で船に着いていた。
見張りがいると思っていたのに見張りどころか人の気配さえない。
確かに不気味では、ある。そして船は、自動で動いているようだ。
マルコは、着地てんから数歩だけ進んだ所で鉄の扉を見つける。普通の扉では、なさそうだ。
少しだけ考える様子を見せたながらもマルコは、鉄の扉に触れた。
マルコ(押しても引いてもビクともしない所を見ると、やっぱり唯の扉じゃねーか……仕方ねぇ)
マルコは、何故か扉から少し離れて片足を軽く上げ――
ドカァアン!!
蹴り上げた。
マルコに蹴られた鉄の扉は、完璧に壊れている。
唯の蹴りでは、そうならない。武装色の覇気を纏わせたのだろう。
マルコは、警戒しながら壊した扉から船内へと入っていく。
しかしマルコは、動きを止める。入った瞬間に異臭がマルコの鼻を襲ったからだ。
マルコ「ぐっ…何だよぃ。これはっ」
マルコは、鼻を押さえ異臭に耐えながら前へ進む。
マルコ「………!!!!」
数十分、歩いて異臭の原因が分かった。
異臭の原因。それは――
マルコ「死体、かい…」
山済みにされ真っ黒な人間と動物の死体だ。
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哀羅(プロフ) - あの、めっちゃ面白いんですけどっっ！！！もう更新はしないんですか？？もぅ、三年は経ってますが・・・。更新再開して欲しいなァ。 (2020年7月3日 10時) (
レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使魔夜降臨(プロフ) - お〜すご！さすが長男次男や更新頑張ってな (2017年8月15日 14時) (レス) id: d184e113ad (このIDを非表示/違反報告)
きゅっぴー - 面白いです！続き更新頑張ってください。 (2016年8月26日 0時) (レス) id: 8bc0fba746 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤い桜模様の猫 x他1人 | 作成日時：2016年6月15日 0時
