今日:5 hit、昨日:12 hit、合計:846,573 hit
小|中|大
不意討ち。R ページ38
・
いつも、俺だけ荷物が多い気がする。
「何入ってんの?」ってよく聞かれるし。
今日も無駄に重いカバンを右肩から左肩へと持ち直した瞬間。
ボコッと鈍い音がして思わず振り返った。
足元でAが頭を押さえてしゃがみこんでる。
「大丈夫!?」
よりによって何で………
「ごめん!カバン持ち直そうと思ったら勢いついちゃって」
そっと頭に触れたら、手が重なった。
「ごめんね、大丈夫?」
顔を覗きこんだら、こんなに近くに居るのに何だか遠くを見るような目で見つめられて
あぁ、やっぱり
そう思った。
好きになっちゃいけない。
今日も自分に言い聞かせる。
純粋そうで真っ直ぐな目をした君に、触れると苦しいのは
きっと俺が正反対な人間だからだよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
1342人がお気に入り
1342人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽち。 | 作成日時:2015年10月2日 19時