協定項目48 ページ49
季節は巡り、太宰家には一人家族が増えた。
以前太宰が話していた通り、太宰は父親として生活している。
Aも探偵社は辞めてしまったが、母親となり、太宰の妻であることは変わりない。
「治と似て美形だね。でも髪質は私と一緒かな?」
「そこはAに似て、じゃないの?」
初めて二人の子供を見た時、太宰とAはそんな会話をした。
「ん〜…まあ、どっちでも良いか。可愛いし。」
二人共自身の子供を見ていると常に頬が緩みっぱなしでその空間だけに常に花が咲いている状態だった。
子供が産まれて約1年。
子育て未経験者である太宰とAは与謝野やAの両親からアドバイスなどを受け、頑張っている。
仕事を続けている太宰は偶にサボり癖が出るものの以前よりは格段に真面目になった。
それは家族を養う為であり、より早く家に帰る為でもある。
Aは事務員は辞め、今は専業主婦だ。
太宰曰く、良い奥さんであり良い母親であるらしい。
そして二人は新しい協定を作った。
名前は以前太宰が云っていた通り『家庭内協定』。
内容は変更されているところもあれば、変更されていないところもある。
これから新しい項目が増えていくだろう。
・・・
新しく新調したノートを手に、Aはリビングへと向かった。
リビングでは夫である太宰が子供と遊んでいた。
「すっかり父親だね。」
そんな様子を見て、Aが声をかける。
すると太宰は少し恥ずかしそうに微笑んだ。
「だって可愛いんだもの、この子。」
Aも太宰の隣に腰掛け、子供と遊び始める。
「そういえばこの前、この子が治のことパパって云ってたよ。」
「えっ、そうなの⁉」
少しずつだが言葉を話せるようになる時期。
太宰のことを父親と認識しているからこそだろう。
「それなのに私のことはちっとも呼んでくれない。私の方が過ごしてる時間長いのに。」
唇を尖らせながら子供の頭を撫でるA。
「じゃあ、私が呼んであげるよ。」
「えっ、」
Aが吃驚したように太宰を見た瞬間、太宰はAと唇を重ねた。
少し時間を置いて唇は離れた。
「最近、してなかったからね。前は1日に3回はするとか云ってたけど。」
ゆっくりとAの顔が赤くなっていく。
「相変わらず可愛らしい反応してくれるね。」
そう云い、また口付けた。
家族が増えても二人の愛は変わらない
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和(プロフ) - 分かりました！ (2017年4月1日 13時) (
レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
スターチス(プロフ) - 和さん» 実は私お友達申請などのしくみがよく分からなくて…私もぜひお友達になりたいので教えてくださいませんでしょうか。 (2017年4月1日 11時) (レス) id: 134aa8d2bb (このIDを非表示/違反報告)
和(プロフ) - お友達申請してもいいですか？ (2017年4月1日 1時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
medaemon(プロフ) - スターチスさん» 頑張って下さい！！待ってますよ！ (2017年3月31日 9時) (レス) id: ca66a711e7 (このIDを非表示/違反報告)
スターチス(プロフ) - medaemonさん» そんな、全然上から目線なんかじゃないですよ。コメントしていただいただけでありがたいです。最近あまり更新出来ていませんが、頑張りますね！ (2017年3月30日 22時) (レス) id: 134aa8d2bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スターチス | 作成日時：2017年1月31日 1時
