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協定項目17 ページ18

何時もなら太宰とAだけの夕食。

然し、今日は敦と鏡花も入れてテーブルを囲んでいた。


「お味は如何?」


緊張した面持ちでAが敦と鏡花に尋ねる。


「美味しいです!」

「…美味しい。」


二人の言葉にAは胸を撫で下ろした。


「当然だ。私の妻の料理が美味しくない訳が無い。」


誇らしげに云った太宰に気恥ずかしそうにAは肩を竦める。

鏡花は黙々とご飯を食べていた。


「お二人って凄くお似合いですよね。」


突然の敦の言葉にご飯を喉に詰まらせたA。

太宰が慌ててAの背中を擦る。


「ごほっ…急に、如何したの、敦君。」



お茶を飲んだことで何とか落ち着いたAが敦に問う。


「ああ、すいません…!いえ…お二人って仲良いですし、信頼し合ってるって感じがするので…。」

「私も凄くお似合いだと思う。」


敦に続けて鏡花が云った。

太宰は嬉しそうに、Aは恥ずかしそうに笑う。


「お似合いだって、A。」


優しく微笑んで太宰がAを見た。


「うわあ、恥ずかし……。」


Aは熱くなった顔を冷ますように手で扇ぐ。


「相変わらずAは照れ屋さんだねぇ。そんなところも可愛いけれど。」

「五月蝿い、治だって格好いいだろバーカ。」


目の前で惚気る太宰とAに思わず敦は笑みを溢した。

その瞬間、卓上のコップにぶつかりお茶を溢してしまう。


「わ、うわ、すいません!」

「ありゃりゃ。」

「あー、一寸待ってて。タオル持ってくる。」


椅子から立ち上がり、タオルを取りに行ったA。


「敦君、服濡れてない?大丈夫?」

「服は…大丈夫です。本当にすいません…。」


敦が溢したお茶をAが拭いていく。


「ごめん、皿持ち上げてくんない?」


Aに云われた通りに敦は皿を持った。

その様子を見ていた太宰が一言。


「何か……子供が出来た気分だね。」


ピシリ、と固まるA。

鏡花は不思議そうに太宰を見つめた。


「…こ、どもって、随分歳の近い子供じゃん。」

「あくまでの話だよ。何、子供欲しいの?」


太宰の発言にAはまた固まる。


「私は欲しいけどなぁ、Aと私の子供。」

「か、んがえときます…。」


Aの顔は耳まで真っ赤だった。

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(プロフ) - 分かりました! (2017年4月1日 13時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
スターチス(プロフ) - 和さん» 実は私お友達申請などのしくみがよく分からなくて…私もぜひお友達になりたいので教えてくださいませんでしょうか。 (2017年4月1日 11時) (レス) id: 134aa8d2bb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - お友達申請してもいいですか? (2017年4月1日 1時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
medaemon(プロフ) - スターチスさん» 頑張って下さい!!待ってますよ! (2017年3月31日 9時) (レス) id: ca66a711e7 (このIDを非表示/違反報告)
スターチス(プロフ) - medaemonさん» そんな、全然上から目線なんかじゃないですよ。コメントしていただいただけでありがたいです。最近あまり更新出来ていませんが、頑張りますね! (2017年3月30日 22時) (レス) id: 134aa8d2bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スターチス | 作成日時:2017年1月31日 1時

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