噂の『夜の歌姫』は知っている。

登校の朝 ページ27

今は学校に行っている途中。

これは心美ちゃんに話さない方がいいのかな。

「あっアーヤおはよう。」

翼！！

「おはよう。あのさ。」

「ん？何？」

言った方がいいのかな。

「どうしたの。無理に話さなくていいけど。」

よし。

「あのね。心美ちゃんにこの事話した方がいいのかな。って。」

「んー、やめた方がいいと思う。」

どうして？

「いつどうなるかわからないから。」

そっか。

「ありがとう翼。」

「ん。今日は会えてよかった。」

そうえば行く時会わないもんね。

あれっ。確か部活があるはず…。

「ねぇ翼。部活は？」

「今日はなし。」

そっか。でもよかった。

えっ。なんでよかったっておもったんだろう。

まぁいいや。

「そうだ。明日から夏休みでしょ。」

うん。

「で、七鬼んちいくじゃん。」

ん。そうだね。

「その時に会わせよう。」

えぇ〜〜〜！？！？

「うそでしょ…。」

「うそじゃない本当だよ。それと若武達にこの事言ってあるから。
　それと今日カフェテリアで軽くミーティングするから。あっ、もしかしたら帰りに公園になるかも。」

そんな事聞いてないんですけど。

「ん。LINEでしたからね。」

私抜きで話し合ってたの？！

なんか仲間はずれされている気がする。

「まぁ、今日はカフェテリアでね。」

と、翼は走っていった。

なんで走り去ったんだろう。

「おっはー。」

心美ちゃん！！

「おはよう。」

「どうしたの、そんな暗い顔して。」

鋭い！！

「なんでもないよ。」

私の顔に近づいてくる。

ばれる。

「ならいいや。なんかあったら言ってね。」

ほっ。

「はやく行こう。」

「うん。」

秀明→←私の成績。

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