高杉晋助:妖の本能 ページ6
そーっと家を出ると晋助の姿は何処にもなかった。
「・・・」
晋助に時か会えなかったことに悲しみ、また、本当に妖であることに怯えた。
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その日は何事もなく何時も道理過ごし、暗くなる前に店を閉め、家に帰った。
晋助は来た。今度は、来ないと分かっているのか、暗くなって直ぐに来た。
そして、またもや入れないと分かると呼びかけてきた。
高「なあA!何で出て来ないのかは分からねえ。だが、お前に渡してえもんがあるんだ!ちょっとでいい!開けてくれないか!!」
その夜、晋助は、昨晩同様、一晩中呼びかけた。昨日から疑問に思っていたのだが、どれだけ晋助が大声で呼んでも、此方に来る者はいないのだ。妖術でも使ったのか・・・て、それじゃ晋助は本物の妖だって言ってるも同然か。
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晋助は、毎晩来て、私に戸を開けるよう呼びかけている。
本当は開けたい。でも、あの声・・・最後に、“開けたら喰われる”そう言っていて、怖い。
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そうして、3日、4日、5日、6日と経ち、遂に今日で7日目となった。
「今日で最後か。」
正直、ついこないだまで当たり前にいた存在が無くなると、とても寂しく感じる。
晋助が妖でも、私は、それほどまでに好きなのだ。晋助の事が。
・
今晩は、昨日とはうって変わって静かだった。晋助は、来ていないようだった。
思わず家から出たくなるが、夜が明けるまでと、言われたので我慢する。
どれくらい時間がたっただろうか。私はとっくに寝静まっていた頃。
“もう朝だ出てきていいぞ”そう聞こえた。かなり眠っていたし、それに、こないだのあの声に心なしか似ていたような気がする。これで、もう札を貼ることもない。
ガラッ
ふう。誰もいないね。あれ、でも、まだ暗い。夜は明けていない?てことは
高「ふぅ。よお、A。中々会えねえから、こちとら寂しかったんだぜ?」
私の真後ろで声が聞こえた。振り向こうにも、何故だか体がいう事を聞いてくれない。
声の主が正面に立った。それは、猫又だった。
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あかさたなさん - 銀魂の映画面白かったです笑笑ヤンデレな皆さんよりも、ぶっ飛んでて面白い銀魂の皆さんが大好きです! (2019年10月6日 16時) (レス) id: e7421af52a (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - Mysticさん» お疲れ様でした(苦笑)でも、それのおかげですごく怖くて面白かったです(*´ω`*) (2019年6月30日 20時) (レス) id: fb895e0a40 (このIDを非表示/違反報告)
Mystic(プロフ) - 舞さん» 山「そうですね('-' ).........。めんどかったし、だるいなーと思ってましたよはい。でも、その方が怖いかなーって。演出ですかね?」 (2019年6月29日 19時) (レス) id: 45efa41e06 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - (名前)を繰り返し打つの大変だったんだろうな~とつい思ってしまった(( (2019年6月29日 4時) (レス) id: fb895e0a40 (このIDを非表示/違反報告)
toto - あーそうだ。さっちゃんと進撃の巨人のサシャ声おなじだった(((( (2019年6月22日 17時) (レス) id: b711861770 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mystic | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/
作成日時:2018年8月9日 16時