【銀魂】ゾッとするようなヤンデレ短編集

170ｃｍ組：辛い辛いこの現世 ページ32

「ありがとね。皆。」


結局送ってもらってしまい、悪いから和菓子を振る舞っていた。


沖「いや、いいんでさぁ。今日は早く寝なせえ。」


「分かってる。」


神威「美味しい！！このお饅頭おかわり！！」


高「おい、クソガキ、不謹慎だぞ。」


神威「さっきも思ったけど、それ結構ひどくない！？」


高「クソガキをクソガキと呼んで何が問題だ？」


神威「名前で呼んでよね晋助。」


何だか、やっぱ、一人よりこっちの方がいいかもね。不安が無くなるって言うか何と言うか・・・


沖「あ、そろそろ行かなきゃいけねえや。菓子、ありがとな、うまかったぜ。」


「あ、うん。」


神威「ええ〜〜！！もっといたい！！！もっとAｎ」


高「ご馳走さん。すまねえな。世話かけちまって。」


「いいよ、全然。寧ろお礼を言いたいくらいだもん。何か安心感あったから。」


高「そうか。」


神威「じゃあまだいていい？」


高「駄目だろ。ほら行くぞ神威。」


何だかんだ言って名前で呼んであげるんだね。


沖「お邪魔しやした。」


「今日は、ありがとね。」


と家から出る前に三人に言うとみんなふっと笑って“お安い御用”と言ってくれた。意外と優しいんだよね。
出た後も三人の声は遠くなりながらも少しの間聞こえてきた。


神威「ええ〜何で！！」


高「何でじゃねえよ。」


沖「そんな事より、早く帰りやしょう。Aも静かにして欲しいと思ってまさあ。」


神威「え！俺の事！！ねえそれって俺の事言ってるの！？」


高「さあな。とっとと歩け。」


ふふっ、まだブーブー言ってるんだね。


「さ、もう寝よう。」


寝て、嫌なこと、忘れられないかなぁ・・・









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でも、起きても何も変わらない。苦しみも悲しみも消えない。運が尽きたのか、不幸しか来ない。

こないだは包丁を足にさして最悪な事に松葉杖が必要になるは、そのまた後も火傷したり、就職先も決まらず、挙句の果てには家に泥棒＆放火。財産＆家はなし。

そして万引きの濡れ衣着せられ御用になったし。親戚にも周りからも見放されてさ。数少ない親友たちは山で遭難。

遂に当てもなくなっちゃった。途方に暮れるわ。あーもう。これが夢ならいいのに。嫌な悪夢だったら起きれば消えるけど、現実は消えない。夢をずっと見続けれたらいいのに、なんてずっと思っていた。そうしたら









・









本当に夢の世界から出られなくなってしまった。

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