【銀魂】ゾッとするようなヤンデレ短編集

山崎退：恐怖 ページ19

神楽「何してるアルかA！！」


皆も異変に気づいてくれたみたいで私の手を退けようとしてくれてる。


山「あ〜あ。面倒くさいな。邪魔者はとっとと死んじゃいなよ。」


すっと体が軽く寒気も遠のいた。が、何故か今度は新八と神楽、銀時がおかしくなった。
急に喋らなくなったと思いきや、皆それぞれ首を絞め始めたのだ。驚いた顔をしてるから、多分さっきの私と同じことになってる。助けないと！！


「止めて！！」


思いっきり手を退けようとするもびくともしない。すると、次はもう古くなったであろう掛け軸の前の刀三本が一斉にガタガタと揺れ出した。


「な、何？」


考える間もなかった。一瞬だ。一瞬で三本の刃が三人の心臓に突き刺さった。


「・・・え・・・？・・・・・は・・・・・」


何が？一体どうして？体が動かなかった。金縛りではない。尋常な程の恐怖で、指一本、動かせなかった。声も出せず、只ぼーっと突っ立っていた。


山「次は君の番だ。大丈夫。今度こそ、確実に殺してあげる。」


耳元で冷たく囁かれ、はっと我に返った。何してるんだ私は。逃げないといけない。でなきゃ殺されてしまう！
思い立った後の行動は早かった。急いで道場を飛び出し、一目散に逃げた。
何処をどう行ったか、全く覚えていない。只がむしゃらに走った。逃げるために。
恐怖から逃れたかった故に。









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あの日から幾分か経ち、何時もの生活に戻って来た。あの日の事は忘れたくとも忘れられない。それ程までにトラウマになってしまったのだ。

そんなある日、突然、小さな耳鳴りがするようになった。それは、段々と大きくなっていった。

ずっとずーっと聞こえる。寝ても覚めてもずーーーーーーーーーーーーっと。





また何日か経って、それが言葉たという事が分かった。どんどんどんどん大きくなって、耳元で四六時中聞こえるようになったのだ。







山「AさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさんAさん」

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